久米島フィッシングツアー!
平成31年4月22・23・24・25日 3泊4日
行 程 表
22日 4時30分 富士吉田発 7時40分発、那覇空港10時25分着
2時間の乗り継ぎ待ちを
利用し、タクシーで国際通りを観光。那覇空港から
久米島 14時15分到着。
23日 9時 ミーフガー近くの具志川防波堤で
五目釣り
24日 7時 真泊漁港から祐太丸にてマグロ釣りへ
14時終了ホテルへ
25日 9時 儀間漁港五目釣り バーデハウスで入湯
久米島空港 16時50分~那覇空港18時35分~
羽田空港 20時55分着
富士吉田着 23時50分
退職後、初めての旅行は気の合う妹の旦那と三泊四日の久米島フィッシング旅行だ。22日4時30分出発!道路も空いており6時には羽田空港に到着してしまった。前日、何気なくカーナビの画面に羽田空港の地図を出してチェックし、案内開始をクリックしておいた。翌日は問題なくスタート。カーナビの案内に従い羽田空港まで来た。ところがである、P3・P4?P4の3階へ車を止めた?何かおかしい!?通路を使い出発フロアへ行くとANAのカウンターしかない、受付の女の子に尋ねると私達が乗る日本空港はP1・P2だと云う!あいたたツ!やってしまった。来た道を戻り、駐車料金300円を支払いP1へ向かった。まだ、出発まで時間があるから良いが、時間すれすれのチェックインだと心臓と体に悪い、気を付けよう!
フライトは那覇空港での乗り継ぎで2時間待ちだ、タクシーを使って国際通り迄出掛けた。港には16万トンの巨大船が停泊している、中国からのお客様で4000人が街に繰り出していると云う。ホントだった。国際通りは中国人で溢れている、ドンキで鼻水止めの薬を買ったら爆買い客の最後尾に並び、レジを終えるのに10分も掛かった。昼食は焼肉店で食べたが、昔、富士吉田にあった1380円で食べ放題の店に似ており、どこか懐かしいレトロな感じがあったが、肉の種類は少なく味も料金通りだった。
約30分のフライトで久米島に着いた。途中、眼下に見える座間味諸島に心引かれる、昔、ダイビングをしていた頃、潜りに来たかった場所で、まだ、その思いは残したままである。
空港でレンタカーを借りて、予約したサイプレスリゾートホテルへチェックイン!荷物を置いて着替え、島の探索に向かった。周囲50キロ程の島、翌日竿を出す場所を検討、足場の良い車えびの養殖場近くの港湾に決める。途中、餌や撒き餌を買う為グーグル先生に近くの釣具店を探すと3軒がヒット!端から探っていくとお休みの店もあり3軒目の”マンボウ”がヒット!色々と指南を受け、買い物を済ませてクーラーバックが無い事を告げると店主の使っているクーラーを「これ使って!」と、貸して貰った親切なオヤジさんだ。
島を時計回りに回る。観光の最初に行ったのはミーフガー、巨大な岩が割れており、女性が拝むと子宝に恵まれるそうだ。写真を2~3枚撮っているとバスも1台駐車場へ入って来て、押し出されるように、その場を後にした。崖に作られた坂道を上がって行くと「具志川城」の看板がある、15世紀頃築城されたもので、国指定史跡になっている。積み上げられた城郭の石を良く見ると、貝の化石があったりするので、考古学のお好きな
人には堪らない場所だと思う。次は、サトウキビ畑の中を走っていると「熱帯魚の家」の看板が目に入って来た。誘われるように進むと海岸線の小さなPに車を止めた。岩礁の割れ目にはチョウチョウ魚や青く輝くルリスズメダイがいる事から「熱帯魚の家」と呼ばれているのかな・・・。242号線を山から下って行くと、遠くに「ハテの浜」と呼ばれる7キロ続く白い砂浜、砂州が見えた。この砂浜は良くCMに使われるので有名だ。
ドリンク・つまみを買った「モリ」 「居酒屋・武吉」
今回、宿泊するホテルは食事代別のプランだった。ホテルのレストランで金額を見るとコース料理で予約制だオジイが2人で顔を見合わせ、する食事ではないし絵にならない。オジイには、やっぱり居酒屋程度が似合っている。タクシーでジンジンロードの居酒屋「武吉」へ送って貰った。広い店内は殆んどが地元のお客様で、隣のテーブルだけが関西の客で、船を使いジギングを楽しんだそうだが、オデコと言うのが気になった。地魚の刺身を肴に泡盛の「久米島」を飲むと酔うほどに一日の疲れがドーツ!と出て1時間程で良い気分!タクシーを呼んでホテルに帰るとバタン!グー!目が開いたら朝、マグロと並びツーショットの夢を見る間も無く起床するのであった。
2日目は昨日の下見で決めた具志川港での五目釣りだ。生の付け餌を買い求めにマンボウへ向かった。餌を買い求め、港近くに路駐し、堤防を越えて岩礁を100メートル程歩くが比較的平らで歩き易かった。波に洗われる先端部分には石を波が転がしたのだろう溝が掘れていたり、岩礁にお椀の様な丸い穴が開き、その中にボール状になった石があったり興味深い地形だ。釣りは魚を寄せる為に店で買った撒き餌を小さい柄杓で投げ込む、すると透明度の良いのでカラフルな魚達が集まって来るのが見える。針に餌を付け水面に投入しウキが水中に引き込まれるのを待つだけだ。餌盗りの小魚が多いせいか30秒位で竿を上げると付け餌が無くなる。餌を付けては投げ込み、引き上げを繰り返しながら当たりを待ち、大きいものは30センチ程のブダイを1本上げた。釣りに飽きるとカメラを手に潮溜まりで撮影して遊んだ。ウツボやヤドカリがいて結構楽しませてくれた。
15時頃まで釣りを楽しみ撤収、釣具店”マンボウ”で借りたクーラーボックスを返却と釣った魚を今夜調理して貰う為、居酒屋”武吉”へ届けるのだ。具志川の町へ向かい店に返却、武吉に魚を届け近くのファミマへ立ち寄り、ホテルへ向かってUターンし赤信号で車は停止した。左側の歩道を、この地では珍しく色の白い小父さんが歩いて来る、アツ!大西さん!?一瞬、似ていると思い助手席の窓を開け声を掛けると、何と!ご本人「遠山さんツ!」 ファミマにバックして車に乗って貰い空港近くにあるホテルへ入った。何と云う奇遇!何と云う奇跡!約10年振りの再会だ、それも南の離島久米島で・・・。SNSのフェイスブックで友人古瀬君が仕事で沖縄にいる事は知っていた。それに大西君が23日沖縄へ遊びに来る事も古瀬君の知らせで知っており、もしか・・・チャンスがあったら渡そうと、オリジナルDVD6枚を2組用意しトランクに忍ばせて来ていたのが役立った。大西君はお酒好き、泡盛の久米醸造を訪ね久米島へ来たと言う、5時のフライトで那覇へ帰るそうで空港まで送ってやったが、何とも摩訶不思議な再会であった。
大西君・古瀬君との出会い
大西君と別れ、風呂に入り19時タクシーを呼んで”武吉”へ向かった。釣った魚全部が熱帯魚、はたして食えるか!?と、思っていたら、全部食べれますよと言いつつ料理を運んで来て、結局4品。刺身・潮煮・揚げ物・煮つけ、全部美味かった。ありがとう!武吉♪ 泡盛の久米島で、明日の大漁を祈念し、2晩目も更けて行くのであった。今夜見る夢は勿論!マグロと並ぶツーショットなのだ。
6時30分、ホテルを出て祐太丸の待つ儀間漁港へと向かった。久米島は沖縄本島から西に100kmに位置する離島で「マグロの島」と呼ばれている。、高確率でマグロが釣れるのは”久米島のパヤオ釣り”が一般公開されているからだ。『パヤオ』というのは浮き漁礁の事で深い海底から
水面、もしくは水面近くまでロープを伸ばして、浮き漁礁が設置されている。大海原に1本のロープと、簡単な漁礁があるだけなのだが、そこに発生する微小な生物を食べに小魚が集まり、それを目当てに大きな魚が集まってくると云う訳だ。そのマグロを求めて山梨の山中から遠く久米島まで来たのだ。
漁港の船溜まりに近づいて行くと、車を見つけたオカミさんが両手を振っている。車を船長の車の脇に止め挨拶して船に乗り込むと直ぐに出船だ、パヤオまでは1時間45分掛かると言う。昨日の予報では波高1,5メートルだと言う、船には強い方ではないので30分以上前に酔い止めのクスリは飲んでいたが、アゲンストの風の中、沖へ出て行くと飛沫が飛んで来てビチョビチョだ。
「着いたよ!」船を風上に向け小さい帆を上げ仕掛けの準備を始める。「ウー!気持ち悪ウ!」走っている時は良かったが、停船すると複雑な揺れに翻弄され一気に気持ち悪くなって来る。我慢して仕掛けを投入!波高1,5メートルにウネリが加わり船の先端に乗った連れは上下してまるでシーソーに乗っている様だ。4回ほど餌を付けて仕掛けを投入したのが限界、ついに我慢出来ず東シナ海にゲロを吐いてしまう。それでも頑張り2回投入したが魚が釣れない、ギブである。船倉へ入り寝てしまった。
船長も連れも頑張り、仕掛けを変えたり試行錯誤した様だが、上層と下層で潮の流れが違う2枚潮ではどうにもならない。連れも寄港を決断、15時、早仕舞いした。自然は難しい、解らないものだ。
民謡居酒屋・祭太鼓
ホテルに帰り、風呂に浸かってリラックス、反省会は三線の流れる民謡居酒屋”祭太鼓”をフロントで紹介して貰った。連れが食べたかった海ぶどうもタップリ、珍しい貝も美味かった。オジーの歌を聞きながら久米島最後の夜を満喫しましたが、今夜は地元のお客様が多く、今一盛り上がりに欠ける晩でした。島内最高齢オジーのチョット調子を外す太鼓が、逆に良い味を醸し出し、心に響く思い出の演奏となった。
儀間漁港にて・ミノカサゴ
25日の最終日、本当はマグロ釣りの予定だったが、風が吹いて海況が悪いのでキャンセルしマンボウで教えて貰った儀間漁港で五目釣りを楽しんだ。餌を付け投げ込んだ第1投目、暫くしたらウキが水中に引き込まれる。慌てて竿を上げるとデカイ!銀色の魚影が竿を引き込んだり左右に反転する。まだ、始めたばかりでタモの用意が出来ていない、左から右に移動し反転した時、残念!針が外れてしまった。逃がした魚はデカかった。50センチはあるスズキだろうか・・・その後、釣れた魚はミノカサゴだけであった。
13時まで釣りを楽しみ奥武島の温泉施設”バーデハウス”で汗と、釣れなかった悔しい思いを洗い流した。入浴後、デッキから海を眺めていると、時折射し込んで来る日射しで久米ブルーに輝く海のグラデーションが心洗われる綺麗さだ、この海を観たくて何度も来るお客様の気持ちが分かる気がした。
ホテルへ帰りバックの整理をしていると、何気なく「あれツ!鍵がない!」羽田へ止めた車のキーが無いのだ。さて弱った!トランクの中に無い、ある訳無い、トランクは機内預けで開けたのは久米島到着ホテルへ着いた後だ。ショルダーバックの中にも無い、勿論、履いてきたズボンのポケットにも無い。もしかして、車にキーを入れたまま・・・か?羽田空港の落し物センターへ電話しキーの忘れ物は無いか聞いたり、羽田の駐車場へP1・4Fの車は鍵が掛かっているか?を尋ねたりで????1時間。連れがレンタカーの中を見てくるわとドアから出る????。5分程してジャンパーを手に連れが戻って来た。「あったよ~!」ジャンパーはレンタカーを借りた時脱いで後部席へ置き、その後部席は長もの釣竿を置く為に座席を倒し、鍵はジャンパーのポケットの中、4日間倒したシートの下にあったと云う訳だ。
情けない!いよいよ耄碌ジジイになったと云う疑念はあるが、拒否しよう。たまたまだ、うん!誰にもある事だ、以後、注意しよう!。 初めての義弟との旅は楽しい4日間であった。夢であったマグロと並んでのツーショットは撮れなかったが、多分、久米島の自然が、1回ではダメだ、もう一度出直して来い!!と言ってるのかも知れない。ならば、よかろう!もう一度来るぞ!!待ってるが良い!!
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