2004年4月18日日曜日

九州・湯布院と黒川温泉

4月12~14日

 4月12~14日迄、ホテル組合の旅行で九州・湯布院と黒川温泉へ行って参りました。

 九州・博多駅から、電車ゆふいんの森号で湯布院へ向かったが連休前にも関らず列車は粗満席、湯布院の人気度の高さが伺えた。> 車内にキレイな客室乗務員が添乗し、色々と旅を演出してくれ嫌が上でも旅の雰囲気が盛り上がるエッセンスになっていた。 特筆すべきは線路脇にある滝を乗客に見せる為に電車を徐行させたり客車内で、乗務員が滝の名前を漢字で書いたプレートを、客に見える様に掲げたサービスで、珍しくて楽しく、思い出に残る電車旅になった。

  4月12日 由布岳
 馬車に揺られて湯布院の散策をした。馬の蹄鉄がアスファルトにパカパカと心地いいリズムを刻む、とても良いリズムで長閑な時を演出し、太古からの人間と馬との共存共栄の営みの歴史を思い起こしてくれた。そういえば、昔々我が家でも馬を離れで飼っていた。懐かしい思い出だ。

 馬車を操る青年は湯布院の青年で、昔の湯布院と今からの湯布院など詳しく説明してくれ、勉強になった。驚いたのは、行き交う人々がフレンドリーに青年に手を振ってくれ、青年も答えて手を振り返した。見ているお客も清清しい気分になった。1万人足らずの、この小さな町で育ち、皆知り合いなのかも知れないが気取らない挨拶は見ている周りまで気持ち良くしてくれた。小さな事だが 中々出来ない事を、簡単に出来るこの町は、やはり人を引き付ける吸引力が
ある素敵で、魅力的な街だった。

                  
 13日 黒川温泉
 露天風呂が沢山ある湯治場で、3年前に1度遊びに来た事がある。その時と比べると各お宿が綺麗になっていた。驚いたのは家並みの雰囲気が変わっていない事で、近づいてみないと判らない程、気を使った工事がされていた事だ。家並みの保存に町やお宿が一生懸命取り組んでいるのが見て取れた。こう云う街は散歩してもとても気持ちが良いし、ホスピタリテイーに溢れ、お客は居心地が良く癒される、勉強になった。


 
  

 山河旅館に泊まった。日本秘湯を守る会に加盟している宿だ。陸の孤島と呼んでもおかしくないくらい町から1キロ程離れ回りに人家の無い場所にあった。露天風呂に入ると鳥の声と、せせらぎの音しか聞こえない自然一杯の温泉宿だ。杉をふんだんに柱や梁に使った構造で、重厚で落ち着いた雰囲気を醸し出していた。
 
   混浴露天風呂”もやいの湯” 

   黒川温泉・山河旅館