1999年11月10日水曜日

伊勢志摩旅行報告

 平成11年11月8、9日 2泊3日で三重県の伊勢志摩へいって参りました。 皆さんのお陰様で忙しく、だいぶ遅れてしまった夏休みです。予約状況等を見ながら、旅行を決断したのは8日、当日です。お客様のチェックアウトを済ませ、出発したのが午前11時でした。紅葉の樹海のトンネル、上九一色村を通り富士I・Cから東名高速に乗りました。心配だった雨もパラパラ程度で快適なクルージングです。携帯に仕込んで置いた電話番号でホテルに電話すると、直前も直前の当日ではありましたが予約を取る事が出来ました。1泊目は志摩観光ホテルです。 このホテルには有名な高橋料理長がお出でになり、20年程前、テレビのグルメ番組が今ほど盛んで無い時に、番組に出演した料理長を観て、何時かはこの人の創った料理を食したい、また食せる様になるぞと、過っての思いがあり、その時の料理長の料理に対する情熱、すさまじい気迫はブラウン管を通じて伝わってくる番組でした。想いが叶い、あと数時間後には対面出来ます。
 
 浜松I・Cで東名から降り渥美半島を西に向うと電柱には所々に伊勢名物の”赤福”の看板がサブリミナル効果を狙ってでしょう沢山掲げられています。伊良湖を3時10分発の伊勢湾フェリーで鳥羽に向いました。 車で船に乗っての1時間のクルーズはラクチンで答えられませんし、気持ちまで遠くに運んでくれる気がしてとっても好きです。経験の無い方にはお勧めです。 鳥羽から一路、賢島へ向いました。5時30分、志摩観光ホテルに到着、車寄せに入って行きましたが、ドアマンが出て来ません!2回目のアレ~ッです。1回目はこのネットの時代に何処を検索しても志摩観光ホテルがないのです、アレ~ッ?町の中でも1箇所で看板を見かけただけです。あまり広告はしてない宿なんですね。適当に車を置き、ドアを入っていくと、カウンターの中から「いらっしゃいませ!」の声が掛かり、ホッ!としてチェックインを済ませ、部屋に案内されました。部屋は特別広くなく、狭くもなく、普通と言った所でしょうか。多少気になったのは通路の音が筒抜けだった事、絨毯が少し汚れていた事位でしょうか。 寛いで、お楽しみの食事の時間を待ちました。

 予約した7時まで待てずにロビーまで降り、レストラン脇の土産物を覗いていると声が掛かりテーブルに案内されました。周りを見渡しますと3分の1位の客入りで、お客様は殆ど中年以上の方ばかりです。 さー!待ちに待ったデイナーの始まりです。渡されたメニューを見て一瞬顔が10センチ、メニューに近づいたのをウェイターに気づかれたかな?驚きました、桁が1つ違っていました。デイナーの一番お安いのは25000円、高いのは35000円で私は真ん中の30000円を選び、かみさんは懐を気にしてかアラカルトで注文しました。 メニューを紹介しましょう。  ジャジャ~ン♪   6時45分始まりました。
   私のは、優雅なる晩餐
         
          海の幸 思いつくまま 一品の歓び

もし贅沢な素朴で創造的なオードブルをつくるとすれば美しい形、味、昔からの
言い伝えそして創造力の追求によるものです。特別に厳選された<海の幸>繊細な
風味をお楽しみ下さい。

          鮑    神々の饗
料理長の役割は一皿の料理を創造する事です。 車海老 海の星 光輝く美
優雅な料理には優美さと繊細さがあります。これらの特質にひときわ強い
独自性が加わった時、個性があると評価されます。さらに高度な独自性を持つと
その料理には気品があるといいます。

          伊勢海老 天に鳴響む

この上なく優雅なできばえは想像も及ばぬほどの手数と正確な技術を必要とします。
古典料理ならではの料理、微密な体系、独特の技術、作法、そして定石、代表的”
海の幸フランス料理”です。

      伊勢海老クリームスープ”料理長自己流”

伊勢志摩の気候風土をもとに創りあげました。自然の恵みを大切にしたいと想います。
極上のコニャックの得もいわれぬ香りがまろやかな味覚のハーモニーを醸し出します。

          松坂肉 天地の神

最上の味をきわめたいという食通の心を持つ人なら誰でもが世界一の松坂肉を
最高のソースでとソースはフランス料理では”必要欠くべからざる”ものです。
伝統が生んだ最も豪華な傑作のひとつです。
           デザート
           コーヒー
               以上 メニューより

カミさんのは    ア・ラ・カ・ル・ト  
          ウニとほうれん草のグラタン
          車海老のスープ
          ひれステーキ
          デザート     
          コーヒー    で15000円でした。

 レストランラ・メールにてのデイナーの合計は、ジャ~ン!56510円。1回の2人での食事では最高金額を達成!してしまいましたが一口で言えばンン~ン高~い!!!!感想です。 料理の途中でウエイターに聞いた所、高橋料理長は4,5年前から総支配人になり現在は厨房に姿はなく、弟子の宮崎料理長が中心に創っているとの事でした。残念でした。しかし弟子ですから忠実に味は継承しているはずです。私はグルメではありませんし、ほんとのフランス料理が何たるかは解りません、でも素材の原価、浜値は大体判ります。雰囲気、サービス、技術プラスαを加えても高い!と言う、マイナスの驚きしかありませんでした。

 皿にのせた料理に表情は無く(ニュースの中に掲載しますのでご覧下さい)素材だけが豊穣の伊勢の海を代表するかの如くド~ンと皿に乗る様は、まさに古武士の料理、なにも足さないなにも引かない、素材で勝負!まさに、こんな感じでしょうか。昨今のグルメ番組をテレビで見るに付けこの料理食べてみたいな?どんな味かな?匂いは?歯ごたえは?咽ごしは?満腹感は?お値段は?と五感+サイフにまで訴えて来る料理に出会いたいですね。 サービスも残念ですがいまいちでした。そんなに混み合っている訳ではないのに、テーブルにカメラが載っていても「お撮りしましょうか?」の声も掛からない。グラスワインを頼んでも
無言で注いで行ってしまう(嫌味にグラスワインで悪かったナ!とでも言って見たくなるよネ)遠路はるばる来て頂いたという感謝の気持ち、もてなしの気持ちがサービスに伝わっていない高い金額の割にはあまりにも粗末でしたと書きつつ、おもわず胸に手を当てる私です。 勿論!ラ・メールのデイナーは美味しかった事は付け加えておきます。
  デイナー終了 8時50分 フーッ!(ため息)     

 早朝6時、起床、カミさんをベッドに残し大王埼灯台に朝日を撮影に向いました。ここでもカーナビは能力を遺憾なく発揮し、暗闇の知らない土地でも迷わずに灯台の近くまで車を進める事が出来、感謝、感激です!水平線から上がる太陽をバッチリ撮る事が出来て最高の仕上がりに大満足。帰りにローソンにより、サンドイッチ、ジュース、お握りを買い、これが朝食だ! 9時から1時間程、船であご湾の遊覧を楽しみ、11時チェックアウトし、パルケエスパーニャ志摩スペイン村に向いました。

 あまりにも突然、しっかりした下調べもせずに家を飛び出したので資料に使う本が必要で神明町で本屋を探し、ジャスコに飛び込みました。元来、旅行に出掛けると必ず寄るのが市場、ジャスコでも一番に見たのが魚屋、さすが志摩!シャコが生きて足を動かしていましたし、魚の種類が豊富でした。モットゆっくり見たかったのですが、時間がないので本屋に入り、アップルマガジンbr /> 伊勢志摩を買い求め、車を走らせました。
 「ねー今夜何処へ泊まるの?」「ン~」。既に行きたい場所は決まっていたのです。インターネットで検索すると良く出来ていて、おもしろいHPでここだ!と決めて、携帯に入れて置いたのです。電話すると主人が出て1泊15000円、ハイ!宜しくと決定しました。しかし、まてよ、確かHPでは13000円だったよナ?マ、いいか!宿はあxxx旅館です。
 
 パールロードを暫く走ると志摩スペイン村の釣下がりジェットコースター”ピレネー”が見えてきました。駐車場に車を置き、快晴のスペイン村へ。想像していた以上に規模が大きかったが入場料だけで1名3200円はチョットお高いですネ。でも、やっているアトラクションを経営者的思考で考えると大変だな!と考えずにいられません。建物などもハウステンボスのコンセプトと比べますと見劣りしますし、偽物っぽいですね。中ではサンタクルス通りは好きです。出来あがった写真は、まさにスペイン、青空と白壁、瓦、鉢植えのゼラニュームの赤がマッチしてとても素敵でした。

 4時間程遊んで、パールロードを40分程北上、鳥羽へ。目印のエクシブ鳥羽を過ぎると電柱に看板があり、右折。目印の電話ボックスが、車を止めて専用電話を使おうとすると、カミさんが「チョット何処へ行くの?」あそこ。指差す対岸にはブリキの立て看板にあxxxとある。私はHPで見ていたので何とも感じなかったがカミさんは「やだ~こんな所。」 直感したんでしょう。電話ボックスは対岸の船着場まで行く為の船を呼ぶ専用電話ボックスでした。電話に付いているクランクをクルクルと回すと主人の声が「いらっしゃいませ!今行きます~」奥の駐車場に車を止め、待っていると300m程離れた船着場からオヤジさんの操る船がやって来ました。「お願いします」と不安げなカミさんを横目に乗込み、連れて逃げてよ~♪と鼻歌。 静かな入り江を横断、入り口を上がって行くと「チョット!」と、左手にツンツン。見て見てジャッジャッ~ン!!1階、平屋建て築およそ30年。「こういう店がトンでもなく美味いもの食わせるんだよ!やだな!とうしろは!」 女将に部屋を案内され、入った部屋がステキでレトロドアを開けると2畳の控えの間付き6畳間に2畳の廊下付き、洗面はレトロな水道だけ付きドライヤー無し、ハブラシは開封し水に付ける懐かしい一品、かみそりもブリキ製T字型1枚歯歯に油紙付き5本輪ゴムで1組セットの超懐かしい物でした。ちなみに30数年前、私の所でも旅荘を営み、使っていましたので懐かしい、可笑しく懐かしい!テレビは14インチリモコン付
冷蔵庫あり、金庫あり、内線電話あり、トイレ風呂は共同(HPで理解ずみ)でした お客様から予約電話がありその時に「築何年でしょうか?」と言われる意味が今、肌身に染みて理解出来ました。あるんですね、こんな宿が。 夕食は期待できるぞ!主人がチカラを入れてるからと、カミさんを慰め、ビールを飲み、待っていると出て来ました、テーブルに並びきれない料理が? 船盛りには、鯛と伊勢海老のお刺身各1匹、平目の縁側、刺身。小さいキンキの煮付け、酢牡蛎、漬物、ご飯、足りずに酒のつまみを追加したところ、ハマチのポン酢醤油と鮑の肝塩つけ、こちらも料金をしっかりとお支払いして、酒吟醸2本、ビール1本、キリンレモン、カクテル等すべてで45267円のお勘定にインターネット割引きなし、サービス品もなしの、無いない尽くしに記念写真を撮る気もなし、インターネットでカミさんに青天井で上った私の株が1日で下降(どうしてくれるんだ~!)同じ仲間として、インターネットを利用して、HPを自ら作成し活動していく事において、一番大事な事はお客様に満足してお帰り頂く事でしょ!ハード、ソフト共に自信がなかったらHPなど出せる訳はないと思っている私にとって目が点になる鳥羽の1日でした。

 ネットで伊勢うどん、牡蠣、を販売し、自らネットの効用を講演会にて月に2回程度行い、講演の予約フォームまで創ってしまう厚顔無恥の根性は何処から来るんでしょうね?少なくとも恥じを知る私としましては信じられません!確かにHPに嘘はありません!只、あまりにもHPの創り方が上手で、見て入る内に魔法に掛かった様に信頼してしまう、この様な事はこれから間違いなく増えて行く事でしょう。(メール頂きましたらこちらのURLをお知らせ致します)ネットをされている皆様、他山の石としてご注意召されよ!

 兎にも角にも無事に行って来れましたので楽しい旅でした。「あんたはとっても楽しかったよネ」「なんで」「今回の旅行は掲示板のネタには最高よネ!」信頼を回復させ、株を上げるのは何日掛かるやら。

1999年10月28日木曜日

北海道旅行記

 平成11年10月26、27日 1泊2日で北海道に行ってまいりました。地区の幼なじみの同級生16名の参加です。旅行に出掛ける嬉しさやなにやらで、眠れず飲んだ水割りが災いして、目覚まし時計に起こされたのが集合10分前、バタバタと仕度をして、顔も洗わずトイレも行かずに家を自転車に乗り飛び出しました。多少遅れましたが事無きを得て、午前4時45分「イザ!」出発河口湖I・Cから羽田へ。中央高速から首都高を通り、左に東京タワーレインボーブリッジが見え始めると、甲斐のオヤジ軍団は小学生まで思考レベルが戻ってしまいます。「おいおいあれフジテレビ!ずら」空港道案内の飛行機のイラストにまで反応し、ジェット機が見えると「JALずら、NAずら、あれなんずら?」とハイ・テンション、いいよねー旅行はー。8時20分羽田を立ち一路千歳へ、一昨日まで心配された台風も北上して、大して揺れもせずに1時間15分の快適なフライトでした。新千歳空港はリニューアルされ、8年前の面影がなく自衛隊と共用していた滑走路にF16の姿が見えず、まるでジェット機のような時の流れの速さを感じました。予約しておいたレンタカー2台に分乗して住石新千歳C・Cへ。ウインドガラスに広がる畑の広さにオヤジ達は「草取りが大変だ」「大型農機が必要だー」と喧々囂々!時折ウインドにポツポツ雨粒が、やな感じである。

 第32回八友会北海道コンペの雨天プレー開始!降ったり止んだり、それにも増して芝の状態が夏の日照りのせいかガタガタで、ノータッチプレーで行っているコンペが今回は6インチしかし6インチではプレー出来ず、芝のある所まで3,4メーターもボールを移動させる始末でした。最初の3ホールは雨でしたが、その後は晴れて北海道の初秋を堪能、コース上ではつがいと思われる2匹のキタキツネに遭遇、餌を食べていないのか痩せていたのが気になった。 アウト44イン45でホールアウト成績は8位という結果でした。年2回のゴルフで90を切れば文句は無いよネ。因みに、会でのハンデはシングルです。時間が押していたので皆を急がせ、道央自動車道を札幌へ、ススキノへ~。

 人家が少なく、回りに明かりの少ない高速道路を北広島辺りまで来ますと、前方の暗闇が放射状に明るくなって来ます。新札幌I・Cで降り、36号線を暫く走り豊平橋を左に曲るとネオンの洪水ススキノ! ハイ!ニッカ!杯!カニさん!久し振り~! ホテルはススキノのド真ん中”札幌東急イン”チェックインも早々に済ませ宴会場へ。会場はホテルに近い居酒屋”瑠久”1時間の遅れで到着です。すでにコンパニオンのオネーチャンが待っており表彰式もそこそこに「乾杯!」苦しゅうない、近こう、近こう!! 久し振りの北海道、サー食うぞーと気合十分!ところが、銘々に出てきた品は箸、グラスおしぼり、ホタテの燻製のお通し。後は4名分の盛込みで半割のメイクイーンが4コ、この芋は美味かった。焼きシシャモが4匹ずわい蟹の足が2ヶ(8本)、お刺身はまぐろ、いか、たこ、サーモン以上各自1切れずつ茹でアスパラ4本このアスパラも絶品!ホッケの開き1枚、カニ雑炊(家のどんぶりに入れたら1杯分)以上。コンパ代を別にして、酒代込みで1名4800円「高けーッ!」腹7分!アッという間の90分! 次!次!誰言うでもなく延長!延長! 2次会は、すぐ前のカラオケ屋へ突入!パーテイールームへ。ビール、ビール!歌、歌!ダンスだ!チークだ!60分経過する頃にはゴルフの疲れからか、3分の1が眠りのモードへ10時30分解散、自由行動。「ススキノの夜は今からだべサ」と話しを付けておいたコンパの けいチャンとキヨちゃんを誘い、仲の良い友人に声を掛けたら眠いからとつれないお言葉にしょうがなく、2人を連れてススキノネオンの中へ繰出しました。かねてより、ニューハーフショーが観たくて提案したところ、意見が一致し「行こう行こう」となりましたが彼女等もススキノに詳しくなく、コンビニに飛び込み情報誌を買う始末に思わず苦笑してしまいました。近くの、第2旭ビル2Fにショーパブ(ゴメン名前を忘れた)がありドアを開け入って行くと、あの、タバコとオシャベリで嗄れた声で「いらっじゃイー!!」ステージの一番前に案内されました。店内は満員!「何します」ついたコ(女、男)は昼は男で夜は女をやってるそうナ、とにかくキレイ!身長185cm、スレンダーな手足、化粧の行き届いた面立ち、左右に座る2人を観ると「キレー!」と言ったまま目が点、顔がスになり、先程の宴会の時にしていた顔がまるで仮面のようでした。機関銃の如くポンポン出て来る話術、彼女?達の仕草。もっとも、彼女?達の様に普通の女の子が真似たら怖くて近寄れないだろうね。やっぱ、ニューハーフは第3の性なんだろうかね。狭い店内を工夫し、通路に取外し可能のステージを延長させ、ショーが始まりました。20坪に満たない狭い満席の店内で、狭さを感じさせない踊り、軽妙なお客を飽きさせない語り、楽しい一時でした。大笑いして時計を見ればお昼もとっくに回り、お腹も減り、近くにあった寿司屋へ飛び込んで食べる事に。良く考えたら、雑炊を除けばその日初めての米の食事2、3コつまむ積もりが、きよチャンが良く食べる子で「うに、いくらとろ、しめさば・・」と大食いチャンピョン大会の勢いでした。文字道理、釣られて食べてしまい私も満腹に。値段とお味は中位といったところでしょうか。「ご馳走様~」の声を背中にホテルに帰還! 午前2時30分、ススキノの夜は釣られて食べられてしまったの巻き! 膨らんだ腹を摩りながら眠りに・・・・

 午前8時起床!カーテンを開けると目の前には山でもなく、海でもなく、隣のビル。一気に現実に引き戻され顔を洗い、歯を磨き、身支度をしてホテルの周りを散歩すると、昨夜とまるで様子が違いまして、丁度、化粧の上手な女の子に突然ノーメイクで会ったかのような感じを受けました。 やっぱり、ススキノは夜のネオンがいいよネ、似合うよネ!10時出発!中央市場へGO! 場外市場で買い物、土産にたらば、メロン等購入、中を観て歩くが、流通の発達で何処へ行っても日本中同じで詰まらない。自分の近くで買えない物を捜すのが苦労します。 旅行すると必ず寄るのが市場、そこに住む人達が何を食べ、ドンナ暮らしをしてるか解るのが市場です。中で食べた揚げたての、120円のハンペン美味しかった。札幌西I・Cから道央高速に乗り一路小樽へ!30分も走ると右に日本海が前方丘の向こうに、小樽の町が見え始めました。小樽湾を町が大事そうに抱えてるかの印象でした。トンネルを抜け町に入ると石作りの建物が点在し、しっとりとした、大人の町と言う印象でした。「寿司!寿司!食うぞう!」感傷に慕っている間を与えません!寿司屋通りを右に入り”旭寿し”へ、寿し食べ放題をやってるとの事で入店するも食べ放題は4時からとの事に一同ガッカリ!旭握り(3800円)を全員注文するが、出て来た器は食べ放題の4人盛り合わせ!「今日も盛り合わせかヨ!」ホント手を抜いて欲しくないよネ。3800円支払うんだから、器に名々盛れよな!こんな事をしていたら寿司の町小樽が泣くよな。味は中の下、料金高し!車に乗り込み小樽運河へ、運河と倉庫群をバックに記念撮影!散策。♪イエスタデーを聞きながら・・小樽運河~♪

 裕次郎記念館へ行き、記念撮影!マイカル小樽へ!4時間の自由行動ヤッホー!!単独行動。テレビで見ていたから解っていたが、マイカルはデカイ!!1階から4階まで駆け足で周り一経営者として心配になった、果たして元が取れるのか?アミューズメントパークまで備えた1つの近未来的な町がそこにあった。早々にタクシーを交渉して2時間貸切り、市内の古い建物の
見学に向かいました。北のウオール街と呼ばれた頃の香りの残る町、重厚な石作りの建物が点在し、タクシーではなく徒歩で町の中を、霧の中、誰かと歩きたくなるような町でした。鰊が獲れたり、石炭が黒いダイヤと呼ばれた頃、その積み出し港として繁栄した当時の様子を窺い知る事が出来ました。青山邸の神社仏閣にも似た荘厳なたたずまい、鰊御殿では質実剛健で活気ある様子の往時が偲ばれました。小樽は日本の町の中でも元気な町で、1度は尋ねてみたいと思っていましたが、来て観て理解出来ました。流行っているのは観光客相手の店だけ、地方にマイカルのような巨大デパートが進出すると市民の生活が変化し、やがて町の中心が過疎化していく現象になるのでしょう。デパートが出来たり、道路が出来、便利になれば成る程、何か忘れ去られたり、消えて行ったりする物が沢山あると思います。経済至上主義のこの日本は何処まで繁栄が続くのでしょうか?などと考えつつ、小樽を後に帰路につきました。