2001年6月14日木曜日

大阪出張報告

 2001年5月29日 午後9時、合い変わらず突然、出張が決定しました。息子夫婦に、暇だから早仕舞いにするよう告げ、TVを見ていたらUSJ(ユニバーサル・ジャパン)が画面に登場! 私「行って見たいな!」家内「暇だから行こうョ!」・・決定! 早速PCを開き大阪の宿検索→電話→一発決定!→仕度→就寝

 30日は給料日、朝から通常通り仕事をして、支払いを済ませる。
12時 出発  途中、本屋に立ち寄り「る○ぶ大阪2001」を買い求める。1時20分 新富士駅から新幹線にて大阪へ、約20年ぶりの新幹線に心ウキウキ!名古屋で「光」に乗り換える。新幹線のスピード、滑るような走りに感動!乗り物は大好きである。車中で、上記雑誌にてUSJの攻略法をビールを飲みながら、話し掛けるカミさんを無視しつつ、話もせずにひたすら研究する。

 4時 新大阪→大阪→野田駅下車 至近ホテルにチェックインなんと4時間30分での到着に、その疲労感の無さ車に比べる必要も無く新幹線の偉大さを、座席間の広さと共に実感した。
   
 30分 荷物を部屋に置き、タクシーで東洋一と言われる天保山の「海遊館(水族館)」へ。入館料2000円。エスカレーターで一気に最上階へ行き15の水槽の周りをらせん状に観察、見周りながら下りて来る設計になっており、1つの水槽を水面上部、中間、下部から眺める事が出来る珍しい設計だ。大水槽のゆったり泳ぐジンベイザメ、1階のくらげが印象的でした。  
 

          
 5時30分 海上バス「ハリウッド」にてUSJの下見に向かう。旅行先の行程の中で船を使っての移動は非日常性を感じる事が出来て好きである。船上からのUSJは灯が灯り、とても綺麗だ!JR夢咲き線、ユニバーサル・シティ駅の「緑の窓口」で明日のUSJチケットを買い求める1名5500円だ。駅とUSJの間にあるユニバーサル・シティウォーク大阪(ホテル、飲食店、土産店が集合)の店舗を見学して、駅に戻り環状線で京橋へ向かう。

 7時 京橋のアーケードを散策して、タクシーを拾い繁華街をあっちこっち流し、道頓堀へ向かった。6車線道路全部を使っての一方通行が珍しかったし、至る所に見られた大阪の違法駐車に笑ってしまった「ようやりまんな!」心斎橋で下車。「本家大たこ」のたこ焼きを食べる。フワフワで暖かいマシュマロの中にタコが入り周りにソースを掛け、削り節を乗せた感じだ、柔らくて美味しいナ!食事をする場所を探して周辺を回り飲み屋街に入り込むと、5メートル間隔で客を引く黒服やオネーちゃんが並んでおり、カミさんと一緒で無ければ、何処かの店に連れ込まれた事であろう。


        
8時30分 法善寺近くの居酒屋に入る、遅い夕食だ。その店はカウンター形式になっており目の前にネタケース、鉄板、焼き場があり、客の注文で焼き物、揚げ物が出てくる。生ビール、ほっけの開き、手羽チューリップ揚げ、バイ貝、ダシ巻き卵を注文するが      一番美味しかったのはダシ巻き玉子だった。ダシが程好く効いて玉子と相性が良かった。
 
 9時30分 タクシーを拾う。ホントはニューハーフの「べティーちゃんのお店」に行きたかったが、あちこち歩き過ぎて2人とも疲れてしまったので取り止めにした。運ちゃんの観光案内を受けるが、こちら大阪も景気が悪い様子だ。15分程でホテルに帰還。就寝
31日 朝7時30分 起床、身支度を整え朝食。8時の電車に飛び乗る。野田駅からUSJまで十数分の距離繁華街に近い事でホテル松ヶ枝を選んだ、ホテルを選ぶ時間が無かった事を考慮すると、まあしょうがない選択か。USJを楽しむだけならオフィシャルホテルがお薦めだ、USJ側の部屋がキープ出来たら最高!朝から晩までUSJ!

  8時30分 ゲート前に行くと、9時開園が30分繰上げで開いた。   



  先ずはアーケードをくぐり、ラグーン手前を右にアミティ・ビレッジへ向かう。ここで入場券にハンを押してもらい、11時の予約券をゲットする。こうすると皆並んでいる脇をパスして乗船出来て、ジョーズの海に航海出来るのだ。
        券をゲット出来たので、そこからジュラシック・パーク・ザ・ライドに向かう。時間が早いので最前列に並べて順調にスタート。舟に乗ってパークの探検の設定になっており、色んな恐竜が現れ、映画とリンクしてとても楽しい。
      
 2番目・バッグドラフトへ 10分待ち  映画を使っての説明、導入が上手く出来ている。火薬、炎、水を使っての演出に消防法は大丈夫だろか?とか心配になったり、よく出来たものだ、などと妙に感心してしまう。

        3番目・ステージ22へ 0分
        4番目・アニメ・セレブレーション
            ウッドペッカーが懐かしかった。  
         
   アメティ・ビレッジのレストランで11時予約の時間調整をしながら、軽い昼食運河沿いのテラスに出て、ビール、フライドチキンをアトラクションに驚いた歓声をBGMに聞きながら頂く、歓声が無ければ、まるでアミティの町の中に居る感じだ。

    5番目・ウォーターワールドへ
前説後半に滑り込みセーフで入場する。3000人入れる劇場が一杯である。ドライランドを巡っての冒険ショーだが、とにかく凄いスケールだ。ジェットスキープロぺラボート、飛行機まで登場するのだ。とにかくエンターテイメント!お薦め!



   6番目・ジョーズへ  予約券を持っているので、皆並んでいる脇を通り船着場まで一直線、ちょっとしたビップ気分だ。係員のクサイ芝居が気になるところだ。

   7番目・バック・トウ・ザ・フューチャー・ザ・ライドへ行くも凄い行列であきらめモンスター・メイキャップへ8番目・バック・トウ・ザ・フューチャー・ザ・ライドへ混んでいるのを覚悟で出かけると、以外や以外、外に行列がない、中に入るとやはり並んでいた。前説を受ける。ビフをデロリアンに乗り追いかけ車を衝突させ、時間を取り戻す設定で、映像と乗っている車を上下左右に揺らす事により、凄い臨場感だ。
       
 9番目  E・Tアドベンチャーへ 中で15分ほどやはり外は並んでいないが、中はびっしりの行列である。深い山中の設定で、地球からE・Tの国へ行くのだが、自転車ゴンドラから降りる時にE・Tが1人1人の名前を呼ぶのだがズレており、名前を呼ばれなかったのが残念であった。

           
         
 10番目・ターミネーター2:3Dへ 10分ほど前説を聞き、メガネを付けて入る。スクリーンとステージ上の俳優がリンクしたり爆破された破片が自分の方に飛んで来るシーンでは、思わず顔を避けてしまう程の迫力だ。また、ターミネーターがクモの形状に変身、足の先に顔が浮き上がり、ググット自分の顔の前まで伸びて来た時は、体をイスに押し付けてしまう程だった。お薦めです。

  USJの中を行ったり来たり、とにかく良く歩いた1日でした。シティウォークで土産を買い求め、4時30分USJ駅を後にした。水、炎、映像、音楽、音響を巧に使った施設ユニバーサルジャパンは映画好きには応えられない素敵な空間であった。
   午後9時自宅着 思っていた以上に大阪は近かった! 

2001年6月6日水曜日

ロタ島旅行記

ロタ島旅行記

平成13年4月9~12日
 昨年のサイパン旅行がとても楽しく、印象的だったので、来年もまた行こうと話したのが
現実となり、暗黙の内の了解で、何はともかく日程、旅行場所はロタ島と決まり、4家族
8人での旅行となりました。今回の旅行には刑部さんの旦那さんが体調を崩され、行け
なかった事が何より残念でした。と言う訳で、9名が1名欠けてのロタ島旅行です。

 9日、早朝4時50分、玄関のチャイムが鳴り明るい久美子さんの声が聞こえる。
「おはようございま~す♪宜しくお願いしま~す♪」誰からともなく声が掛かる。カバンを
リアシートの後ろに収めるが、どうやらウチの荷物が一番多く3点、旅行バッグ大小に
カメラバッグである。カメラはスチールカメラにデジタルカメラ、ビデオカメラに水中
カメラの4台となってしまった。私の今回の旅の目的の一つは、HPに載せる為の取材を
出来るだけしっかりする事を兼ねていたのだ。肌身離さず、絶えず手帖を持ち歩き、メモを
取り捲った。どうして何時から、自分はこんなにマメになったんだろうなどと考えつつ・・・
 
 まだ暗い中をライトを点け、クニさんの運転する車は中央道を成田へと進む。富士山に
暫しの別れを告げる最終ポイント都留IC付近で後ろを振り向くと、雪の多かった昨年と違い
薄っすらと残雪の残る富士山が、ほのかに明け始めたの光の中に見える。「ジャ~な!」と
暫し別れの挨拶を送る。大月の周辺は桜が満開、帰って来る時は富士吉田も見頃だろうと
車中で話が盛り上がる。

 停滞も無く、所々桜の散った首都高を抜け、ベイブリッジを渡り湾岸線を千葉へ。途中
湾岸幕張SAで20分程休憩をとり成田へと向かう。葛西駅近く出来た大型観覧車が目に
新しい。道路が混んでいないので快適なクルージングで、7時10分には予約しておいた
ホリデイン近くのゴーゴーパーキングに着いてしまった。後になって知るのだが、この
パーキングは良心的で面白いサービスをしていた。何店かで共同経営し、コストダウンを
計っているとの事だ。車を止めたのはホリデインサイド、帰りは反対側の駐車場に車を
回してあり、そのまま東京に向かえる。チョットした事ではあるが、不案内の者には嬉しい
サービスをしていた。ユニークだったのは駐車中の全車が前を向き、フロントウインドーに
袋に入ったプレゼント人参が置いてあり、こちらも嬉しいサービスだ。お薦めですゴーゴー
パーキング。

 8時 第一ターミナル 北ウイング 4Fに入る、成田空港は何時来ても好きだ、中に
入り、丸1日人間ウオッチングをしていても飽きないだろう、五感に語りかけて来る
イマジネーション、ここに来て旅行が始まる。チェックインを済ませ、それぞれ時間を
潰す。雑貨屋でメモ用手帖を買い、留守宅に出掛ける旨の知らせを携帯でし、その電源を
切りバッグの一番下に仕舞い込む。 
  
  ノースウエスト076便 10時35分 定刻の出発。

 フライトは揺れずに快適そのもの、ノースウエストのスチュワーデスはおばちゃんが多いな!
などと考える余裕のフライト。機長の機内放送でサイパンの温度が32℃と知り、機内にドット
感嘆の声が上がる。 

14時55分 1年振りのサイパン到着

サイパン乗り換え場所
 サイパン空港を右に出て端まで歩きますと、その先に
ロタへの乗り換え場所がある。カバンを預け、チェック・
インを済ませ、待合場所の隣にあるカフェ&レストランに
クニさんと入る。薦め上手のフィリピーナのおねーちゃんの
誘いを断り、8.5㌦の高い焼きソバ、焼きウドンを 
買わずにバドワイザーを買うが2本7㌦でやはり高い。

 
 空港の周辺はトロピカルなムード一杯の
花達が美を競うように咲き誇りいやが上にも
暑さと共に気持ちが高揚する。
 火炎樹の赤と、青く澄んだ空気が気持ち良く
マッチする。1年振りのサイパン!やっぱ
GOODである。

 
昨年ダイビングでお世話になったD-キッズの
NORIKOさんは元気だろうか?グロットに
潜る時タンクを担いでくれたタケちゃんは
相変わらずだろうか?などと、サイパン唯一
2人だけの知人が妙に気になった。


 
 ノースウエストAirLink双発の
プロペラ機 4時15分発
 初めてのプロペラ機である、翼の付け根の
所に座ったのでプロペラの回転が見え、ジェット
と違いぺラが回るので「頑張れ!頼むよ!」
などと心密かに声を掛けてしまう。

 
 およそ30分のフライトだが、離陸すると同時に
眼下に見える波打ち際は、日本の海とはかけ離れた
色合いを見せ、南国の海を主張する様に白い波が
岩肌を打つ。飛び立つと直ぐにテニアン島が目に
飛び込み、低い雲、海をみているとアット言う間の
30分である。

 
 ロタ島に近づくと驚いてしまった!
サイパンも綺麗だったがロタの海は違った!凄い!
上空から見てもその違いが分かった。マリアナ諸島で
一番の透明度だと言ううたい文句も、あながち嘘では
ないかもしれない。
 空港はローカルな、の~んびりした感じの空港である。
空港から出ると、お世話になる”ココナッツビレッジ”の
車が迎えに来ていた。鳥の気ぐるみを着た現地の方から
プルメリアの花のレイを首に掛けてもらい乗車する。

  ロタ空港の玄関は 
サイパンのそれと比べて植栽も整っており、とても綺麗だ。  
 
 ”ココナッツビレッジホテル”は日本の会社が18年前に
作ったそうだ。お客様は90%日本の方が中心で、滞在中に
1組の外人カップルを見かけただけだ。私達の泊まった
コテージは1棟を2つに分けたモノで、木造なだけに隣の
物音がどうしても気になる構造である。18年間に殆ど改築は
されていないだろうと思われる、立て付けが悪くなっており
隙間があり、部屋の中から外が見れる。

  設備的にはボイラーが 
無く、太陽熱温水器が屋根に設置してありその湯を利用
するのだが、どう言う訳か夜8時以降、朝8時まで給湯
されず、時間外は冷たいシャワーを浴びた。気温が高いので
そんなに苦にならないが、リピーターを求めるには必要では
ないだろうか。他に風呂の栓がピタット止める事が出来ないのも
困りもので、滞在中はシャワーだけだった。
 しかしながら、マイナス要因を引いても余る程で自然を楽しむ者にとっては素晴らしい環境で
ある事は間違いない場所である。ヤモリが時折餌を探して壁をはう。




南の島でのお楽しみの1つに夕焼けを
眺める事がある。プールサイドに
ひっくり返り、ビールなど飲みながら
ぼんやり1日の終りを見つめる。
 
「至福の時だ!」





9日の晩はホテルのレストランで頂きました。
 
     ・チャモロディナー 25㌦  
左から ビーフケラグェン、カドンピカ、ブロイルポーク、チャモロレッドライス
 他に ココナッツジュース、 :  サシミ、タロイモアイス  
ウイスキーのボトルを1本取り小宴会 お支払いは 286㌦ 


  
アメリカンブレックファースト、フルーツブレックファースト、日本食  
 10日朝のメニューより


 今回の旅行も
朝食付きにしたが、やはりこのスタイルが正解でした。来て見て分かったが
ホテルの回りに何も無い場所では間違いなく有効である。ホテル周辺には
花が所々に植えられ、ヤシの木、プールと共に南国の雰囲気を醸し出す演出を
担っている。


11日は皆と別れ単独行動でダイビングに向かった、途中のテテトビーチに
皆さんを降ろし、ホテルのワゴンはお世話になるダイビングショップS2へ。小さなソンソン村を縦断し
東港の前を左に曲がり、300メートル先右にS2はあった。小さなショップだ、ピックアップにでも行って
いるのであろうか鍵が掛かり誰もいない。裏に回るとテーブルとイスがあり、ブリーフィングが受けられる様に
なっており、目を左に移して驚いた!表現の仕方が分からない程素晴らしいロタの海がそこにあった。
 砂浜の近くは透明、薄い青、薄緑、紫、紺、濃紺と、水中下の地形、水深、太陽の光によって変化し、一眼で
見てとれる。子供の頃から思っていた海は青色の概念を、根底からヒックリ返す素敵な海だ。

 暫くして荷台にダイバーを乗せたトラックが入って来た。機材を借り、宣誓書にサインして港に向かう。  
乗船し10分程でポイントに着き、アンカーロープに係留してバックロールで潜り始める。流れは少しだ
下を見ると20メートル先迄延び、岩礁にしっかり噛んでいるイカリまで見える透明度だ。
 
 ファイア・ワークスポイント 岩礁から少し離れた砂地にポコットある岩場にサンゴが付き、デバスズメダイが
                出たり入ったりを見たり、砂地に生息するガーデンを見るポイント    


 
 テテトビーチにて  DIV・P ファイア・ワークスにて    

  期待して入ったわりには収穫のないダイビングに終り、船上から見た島、空の色、水の色だけが綺麗で印象的
に残った。インストラクターから午後の予定を知らされ、2本目潜るポイントが希望のロタホールでない事を知り
皆と別れての行動を自戒し、2本目をキャンセルしホテルに戻り皆と合流する。辻家に集合していた、皆と別れて
4時間もたたないのにそれぞれの顔が日焼けしてまぶしい。乾いた喉に良く冷えたバドが染みる。
 今回残念だったのは、同行した60歳を超える三枝さんが、旺盛なチャレンジ精神で体験ダイビングを希望して
いたのに海況が悪く、させてやれなかった事が悔いを残した。                        


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 レストラン”フィゲロア”
 2日目の食事はソンソン村のレストラン”フィゲロア”に行く。
数少ない土産屋、スーパーをひやかし、6時に入店すると先客が
2名。店内の壁天井には書き込めない程お客が記念に残したサインが。
ボリュームがありそうなのでシーフードピザとタコスを注文、それぞれ
ドリンクを頼む。ピザはやはりでかくて美味しかったが、タコスは
日光の手前「今市」であった。 116㌦


 
 食事の後は山本邸を訪問する事になっていた。
山本さんご夫妻はロタに永住を決め2年4ヶ月ロタ島に住まわれている日本人で、1日目のレストランで
隣に座られ、ホテルの土居君が紹介してくれ少しだけ話をした。翌日、皆でテテトビーチに泳ぎに行くと
後から山本さんがやって来て泳ぎだし、声を掛けた所、家に招待してくれたとの事だ。


手土産をスーパーで買い求め山本邸に
お邪魔する。傾斜地に建つコンクリート創りの
白いおしゃれな家だ。芝生の庭に立つ東屋で
お持て成し頂き、奥様手作りのタピオカスターチを
使った特製「マサコモチ」を頂く。
 山本さんは五郎&ゆりさんの結婚式では要人の
接待係の中心として活躍されたと、送ってくれた
土居君が話してくれた。
 仕事をリタイアされ、子供さん達も巣立ち第三の
人生をロタ島で生きるご夫妻に接し、驚嘆と羨望と
嫉妬が胸に渦巻く不思議な感動を覚えた、どうぞ末永くお幸せに!


 お別れの挨拶を済ませ車に乗り、土居君に土産を買う為に東港近くのモービルスタンドまで回り道
してもらう。ロタハニーを買う為である。日本人のおじいさんが作っており、土産に丁度良いと言う訳で
探し尋ね見つけた。スタンドの従業員も驚く買いっぷりで1本残らずの20数本を買いホテルに帰った。

 11日、早朝 「ギャッ!ギャッ!」と鳴く、オオチョウ(鳥の名前)の鳴き声で目を覚ます。
因みに家ではゴミを漁るカラスに時々だが起こされる。ベッドで聞く鳥の鳴き声の違いで非日常を感じ
今、自分はロタ島にいるんだと眠気の中に思い出す。


 
 朝8時、男性3人でトローリングに向かう。 
西港からの出船だ、キャップテンは現地のジョンさん、漁師ではなく役人だ
そうだ。西港の水の色はライトグリーン、桟橋から出て0.5マイルも
走らないのに海の深さで色が変化する。こんな激しく変化する海には今まで
会った事がない、まるでカラーパターンの様だ。定石どおりジョンは鳥山を
目指し、西港沖を流すが鳥山も小さくヒットなし。1時間程流し南進。


ウエディングケーキマウンテンのあるハルノン岬に
近づくとジョンが「ドルフィンと指差す」ビデオに撮る間もなく、早い
スピードで船底の下を3頭のイルカが凄いスピードで泳いで消えた。
 岬を回ると海況が一変した、波が立ちうねりさえある。突然リールが鳴る!
ヒット!年功序列で1番ヒットは三枝さんだ、3分程でファイトで丸々に
太った50cmのカツオが釣り上がった、銀色に輝き綺麗だ。
 30分後リールが!辻さんの番だ。デカイ!ジャンプした。シイラだ!


 
  三枝さん         辻さん         遠山


中々寄って来ない、ジャンプ!アッ!エンジンの側まで寄せて逃げられてしまった。シイラの勝ちだ。
 15分後また当りが来た!私の番だがロッドを持つ間もなくバレてしまった。暫くして当たりが
今度は乗った!重~~い!運動不足の体にはキツイ!途中一息入れる自分が情けなくなる。1,2mの
バラクーダだ。20分後ヒット!次は三枝さん、1,4mのバラクーダだ私の上げたヤツよりでかいが
簡単に上げてしまう、さすがに板前さんで厨房に入り包丁を握っているから腕力が違う!参った。


3時間のトローリングでヒットが5回。  
3本を上げる事が出来た、ロタの海は綺麗だけではなく豊穣の海である。
  300㌦


 ホテルに帰り、持ち帰ったカツオをレストランの厨房を借り
三枝さんが刺身におろす、おにぎりを作ってもらいプールサイドで
カツオ刺身パーティーだ。南洋のカツオもなかなかである。


 
 

 午後から半日観光に出掛ける。 
  38㌦
  ロタ松島にて

 
 ハルノン岬のタイピンゴット山
  (通称 ウエディングケーキマウンテン)

これがホントの海の色だ!
 海に向かいて言う事無し!
  とにかく綺麗だ!



 

 フルーツ農園
ロケーション&雰囲気がとても良い場所だ。
こちらの奥さんは日本人で4ヶ月位の赤ちゃんを
抱いていた。南国していた頭が孫の純ちゃんを
思い出す。


 
 とても珍しい果物を沢山食べた。
サワーサップ、スイカ、パパイヤ、青マンゴ
サトウキビ、スターフルーツ、ココナッツの刺身、他
 サワーサップは始めての味で、酸味の中にこくがあり
とても美味しい果物だ。
 野口五郎&ゆりさんが結婚式を挙げた場所はすぐ隣
にあり、政府のお役人の別荘だそうで、ロケーションは
上に掲載している海の写真とほぼ一緒だ。



    


  展 望 台
 フルーツ農園から戻り、ソンソン村に入り千本椰子に行く、下車せずに中をグルッと回り展望台へ
急峻な坂道を登り、少し下ると一気に展望が開ける180度の視界だ。展望台の位置は丁度ハルノン岬の
付け根にあたり、下に見えるのがソンソン村、奥の山はウエディングケーキマウンテンだ。
右がフィリピン海  左が太平洋

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テテトビーチ 



 


  バードサンクチュアリー
 途中、テテトビーチで遊びバードサンクチュアリーに向かった。空港を過ぎジャングルの道を走ると 
駐車場があり、50メートル程歩くと視界が開け断崖の上に着く、おそらく垂直に100メートルはあるだろう。
沢山の鳥達が乱舞していた。自販機も土産屋もない無垢の自然だ。


 
 カツオドリの幼鳥にウインナをやる久美子さん。
土居君によるとカツオドリが人にこんなに近づくのを
見た事が無いそうである。


 
スイミング・ホール

岩礁に出来た潮溜まりで尋ねた時は潮が引いていた。
 真水が湧いており掬い上げて飲んでみると
冷たくて美味しかった。







ココナッツビレッジ・プールサイドにて



 
 11日の晩は「トンガ・トンガカフェ」に行った。
ソンソン村入口にあり、駐車場に車を止めライトを消すと
真っ暗な中に小さな灯りが等間隔で足元を照らす。
雰囲気のある店だ。東屋に案内されテーブルに付くと
微かにテーブルの下からお香の香りが漂う、蚊避けも
兼ねているのだろう嬉しい配慮だ。



 



1、牛肉と野菜の唐辛子入りスープ煮         4、白身魚のから揚げ 
  2、牛肉と野菜のサラダ・ゴマ醤油ドレッシング    5、牛肉とタロイモのココナッツミルク煮 
    3、青ブダイのから揚げ                 6、骨付き豚ロースソテー
  163㌦でした。


 
 東 京 苑 
トンガ・トンガカフェでの食事を終え、迎えの車を待つ間
ぶらぶら歩くと派手な店舗が目に入り、仕上げはラーメンでしょ!
 遊んでいると実に良く入るものだ。


 

 いつもは午前2時前には休んだ事がないのに、午後10時に寝て
しまうので朝は早い!散歩しながらの1枚。鳥の鳴き声、静かな波音
ロタの朝を独り占め、心豊かになる時間だ。

 土居さんに聞いた話だが、ガァム島のあるビーチではホテル前のビーチで
汚染が進み水泳禁止の所があるそうだ。この自然一杯のロタ島がその様に
ならない事を祈りたい。
 テレビ、ラジオのない生活など考え及ばなかったが、ロタ島は忘れていた


 
ものを思い出させてくれた。自然の中に身を置く事の楽しさだ。
 自然に抱かれ、海に入る事が出来なくなったら・・・・
自然が毎年壊れいく富士山麓と重ね合わせ、自然を後世に残す
為にも自然を保護し、守らなければと決心し取り組む決意を
ロタ島に誓った。



 
 空港前にある第2次世界大戦に使われた戦闘機の
エンジンのモニュメント
  
  国の為にと散った英霊に感謝して
 



 
 帰りは午後1時30分の為、午前中ゆっくり過ごす事になり 
プールサイドでロタの太陽を慈しむ様に焼きながら読書した。

 荷物をまとめ、フロントに出向くと稲葉支配人がサワーサップで
作ったフェアーウェルドリンクを振舞ってくれた。美味しい!



 
 レンタカーも借りずに有料のホテルの車ですべての行程を過ごしたので
ホテルにとっては上客だったのではないだろうか。出来たら団体割引など
して頂けたら好印象を残したのだが。ホテルへ落としたお代は宿泊代別の
1171㌦であった。

 支配人に送られてココナッツビレッジを後にする。


 

 ロタ空港
午後1時30分、定刻にロタ島を離れる。ちょっと寂しくなる!
        
        当初の想像を遥かに超えた楽しい旅であった。 

        すべて順調の行程で午後10時30分に家に到着する。 


 家に帰り思うのは何処へ行こうと、どんな所に泊まろうが、自分の匂いの染み付いた布団
自分の部屋が、ヤッパリ!何処より1番の リゾート I ランドだ♪

                              完