2019年6月21日金曜日

第33回 先進地視察研修旅行

  第33回 先進地視察研修旅行!
      令和元年6月12・13日  1泊2日

              行  程  表

6月12日  9時0分  富士吉田市商工会議所発
             中央道ー首都高
      11時0分  四谷 消防博物館
      12時    月島(もんじゃの昼食)
      14時    柴又帝釈天
      16時    上野 水月ホテル鴎外荘
              堀内会頭を囲んで懇親会
     
6月13日 9時30分  ホテル出発
      10時    豊洲見学
      11時40分 築地場外見学昼食
      13時    赤坂離宮迎賓館見学
      17時    富士吉田着

 富士吉田市商工会議所観光サービス部会の研修旅行だった。当初、研修先に選んだ首都圏外郭放水路・夜間の川崎工業地帯が曜日の関係やアチラの都合で、見学出来ないのが残念だったが、柴又で好きな彫刻がタップリ見学出来たり、赤坂離宮も想像以上に立派で驚いた。
 


  消防博物館

 四谷・消防博物館
 四谷交差点脇にある消防博物館は展示品も充実しており、消防分団長を体験された武川部会長の説明が的を得ていて聞いていて勉強になった。モンタージュ映像のコーナーでは年甲斐もなく、消防団員のモンタージュに挑戦、上手く顔が枠にはまり、それらしく見える写真が撮れて嬉しかった。ここは小学生になる孫達を連れて来たら喜んだ事だろう。

 もんじゃ焼き・一樹

 昼食は月島地区にあるもんじゃ焼きの店、一樹へ入店した。店主からもんじゃの作り方のレクチャーを受け、それぞれの鉄板に汁をこぼさぬ様具を載せるのだが上手・下手があり面白かった。めんたいもんじゃ・カレー味もんじゃ・閉めはお好み焼きだったが味は普通、美味くも不味くもない普通味だった。もんじゃ焼きは男が4人で鉄板に向かって格闘するものではなく、男女で店に入り共同作業して楽しむのがベストではなかろうか・・・。

  柴又帝釈天 



 初めての柴又帝釈天、トラさんとサクラの故郷。商店街も風情があり良い感じだ。帝釈堂の内外には、数多くの木彫がほどこされているが、特に帝釈堂内陣の外側にある、十枚の胴羽目彫刻は仏教経典の中でも最も有名な「法華経」の説話を選び出して彫刻したものである。この法華経説話彫刻は、当山第十六世観明院日済上人の発願になるもので、篤信者鈴木源次朗氏の丹精協力を得て、 大正末期より昭和九年に至る十数年の歳月を費して完成したものである。       (帝釈天HPから)
 本堂にお参りして、何気なく右側にある彫刻のご案内に目が止まり、観覧料を支払い入場すると帝釈堂を取り囲む彫刻の法華経絵巻の素晴らしさに魅了された。細部に至るところまで精密に彫られており、人の表情も生き生きとしている。良く戦火を逃れ消失しなかったものだ。お堂の裏手には邃渓園と呼ばれる回遊式の庭園があり、こちらも良く整備されており、帝釈天を訪ねた際は、是非見学して欲しい場所でお奨めだ。

 上野・水月ホテル鴎外荘

 都心とは思えない静かな環境で天然温泉付き、こちらのホテルもやっぱりお薦めだ。宴会の席には女将が来てくれ挨拶もあり、今時、珍しくもある。  水月ホテル鷗外荘は、敷地内に明治の文豪・森鷗外の旧居を保存しており、名作「舞姫」を執筆した部屋や庭を保存している。明治の文学に触れる事が出来る宿で、こうしたストーリーがある宿は楽しく魅力的だ。
 


 9時30分にホテルをチェックアウト、今までの部会旅行で一番遅いチェックアウトだったが、これも、また良し。豊洲へ向かった。バスを降りて歩行者専用通路を歩くと、右手の都心方向には 真新しいビルが立ち並び、手前側は杭内の巨大クレーンが作業をしている。この場所も、巨大なビルが 建つのだろう。
 
豊洲

 長い通路を歩き場内を見学したが、マグロの競りは早朝しかやっていない。ただ、ガランとした場内を3階位の高い窓から見下ろすだけで詰まらない。以前の築地と違い、エアコンの利いた清潔な場内で働く人々には優しいかもしれない。レストラン街も中に集約されており、こ綺麗で機能的だが 面白味に欠ける気がした。 

   築地・場外市場
 豊洲から10分程で築地に到着。平日だが昼時、結構混んでいる。この雑踏の方が性に合っており好きだ。1時間見学をして”すしざんまい本陣”で昼食となった。

 赤坂迎賓館

 次に赤坂迎賓館を訪れた。バスから見える鉄製の門扉の印象が強く、通路のその奥に建物が鎮座している。思っていたより巨大な伽藍で裏口の方から中に入ると、セキュリテイーチェックもされ、その係りの人員も多い。修学旅行の学生達の列に続く。明治42年に建てられたネオ・バロック様式の本館は国宝だ。”羽衣の間”には天井から吊るされたバカラのシャンデリア3基が圧倒的な存在感を醸し、正に豪華絢爛の世界で、シンデレラが今にも現れそうだった。晩餐会が催される”花鳥の間”には、その食器を収納する食器棚がドーンと鎮座して豪華である。玄関ホールにある大理石の丸柱は角材を削って丸柱にしたもので、現在は環境破壊に繫がるとして造る事が出来ないそうだ。”朝日の間”で使っている柱はピンク系の大理石、実に豪華だ。こうした迎賓館を持つ日本に生まれた事が誇りに思えてくる建物であった。 山梨県から2時間で行ける東京だが、その懐は実に深く、その幅も限りなく広い。遠い研修地も良いがもっと東京を研究し、研修先を見付ける努力をしても良いのではないかと思った。

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