2020年7月31日金曜日

李登輝氏逝く

7月30日、台湾の巨星”李登輝”氏が逝去された。李登輝氏の人間的魅力に魅かれ、会ってお話をお聞きしたいと願っていたら、2015年11月、リアルインサイト社で機会を頂き、台湾を訪問し李登輝氏の講演を聞けるツアーに参加させて頂いた。日本名”岩里政男”「22歳まで日本人だった」と言って下さり、誰より台湾を、そして日本を愛して下さった方だ。講演のお話から「・・・92歳とは思えない、その声の張りと迫力に圧倒された。多少耳は遠いがスラスラと出る年号、凄い記憶力だ。「リーダーとは如何にあるべきか・・・」と題してお話し下さったが総統時代の15年は孤独だった、山の1畳ほどの広さしかない周りを絶壁に囲まれるてっ辺に立たされている感じに似ており、すべてを自分で判断を下さなければならないのが辛く苦しかったが、キリスト教の信仰が心の支えになった。自分を育み勉強出来たのは戦前の日本の教育のお陰で、今の日本の教育は嘆かわしい現実がある。戦後70年、過去の過ちは認めて反省するが自分の国は自分で守るのは独立国家としては当たり前の事、進駐軍によって作られた憲法9条も無くすべきだと。また、今は、金を金で買っている時代でおかしい。」講演は、次世代の後継者を育てる我々に送ってくれた李登輝氏の遺言かもしれないと思った。ご冥福をお祈り致します。合掌

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