2022年11月1日火曜日

藍の会 山形バス旅行

 令和4年10月27~29日の2泊3日で、今年も
藍の会宮下さんに誘われ出掛ける事にした。旅先は山形県
の山寺(立石寺)”閑かさや 岩にしみいる 蝉の声”で
おなじみの松尾芭蕉が句を詠んだ所だ。以前から行って
みたいと思っていた場所で出掛ける前から気持ちが募った。


 いよいよ当日を迎え、2泊3日で山形へバスは出発した。
佐野Pなう。平日にも関わらず駐車場が一杯、コロナ前に
近付いて来た感がする。


 安達太良SAなう。最高の上天気だ。
バスの旅は暇だし、せっかくの句会の皆さんの旅行だ
記録と記憶の為に、季語もそっちのけの勢いだけで
俳句風五七五の短文を創ってみる事にしたので、どうぞ
ご笑納下さい。

 「安達太良の 哀しみ誘う 智恵子抄」


 遅い昼食。米沢牛の"登"にて
 
 「天高し 胃袋嬉し 米沢牛」




 上杉神社参拝 敬愛する上杉鷹山公をお詣りする事が
出来た。

”なせば成る 成さねばならぬ 何事も
   成らぬは 人の  為さぬなりけり”



 立石寺を後にホテルへ。残念な事に閉門の4時を過ぎて
しまい、石段を登り五大堂まで行けなかった、残念!
また、出掛けて来いと云う事か。

  「指咥え 仰ぎ眺める 五大堂」



 山形県上山温泉”ホテル古窯

 17時30分、上山温泉ホテル古窯に無事到着。藍の会は
市内で宮下先生率いる俳句の会で、今回は2回目、句会の
旅行に便乗したのだ。前回の旅行中、句会の皆さんは毎回
1日10首、句を読み、夕食後部屋で短冊に書いて発表し、宮下
先生が修整を加えるのだという。確かに、ただの旅行が深く
なる。車窓を流れる情景の中に感動を探し5・7・5の
短文に、その思いを馳せる。前回の旅行中、隣りの席で一生
懸命ノートにメモする80歳の青柳さんを見て感動した、努力
するのを諦めない人は美しい。






 湯殿山神社参拝

湯殿山神社の参拝は、赤い大鳥居から専用バスが
出ていた。そちらに乗り換え10分程で到着、徒歩で
丘を越え、石段を下ると小さな鳥居がある小屋へ到着。
そこで裸足になりお祓いを受けて御神体へ向かう。
 御神体は河原にある丸い巨岩で、上部からお湯が沸き
巨岩を包む様にサラサラと流れ、その脇を、足をお湯に
濡らして登る。このお湯が御神体で、お湯に浸かる事で
未来が生まれ変わるのだと云う。
本当に、そんな気になるから不思議で、凄いパワーを
感じられた湯殿山だった。


 象潟道の駅で昼食、3Fの食事処からは日本海の
水平線がスッキリと 

  「海渡る 風も温けり 日本海」

  加茂水族館




 鶴岡市立加茂水族館なう クラゲの水族館。

   「海月揺れ 昔乙女の 声上がる」




 昨夜は疲労も無く元気一杯だった。宮下先生に
誘われたせいもあるが、夕食後、句会を行っている
部屋を興味があったので訪ねてみた。誘われるまま
無地の短冊にバスの中でノートに書き留めて置いた
13首を一首づつ書き写し提出すると、何と、5首が
選ばれ宮下先生にお褒めを頂いた。勢いとは恐ろしい
ものだ。

 瀬波温泉”大観荘”  宿を後に、帰路へ 

  「波静か 彼方に観える 佐渡ヶ島」




 戸隠宿坊”極意”

戸隠神社参拝 その前に徳善院そば極意で昼食

「戸隠の 霊験新た 蕎麦旨し」  

諏訪湖ICを過ぎ、バスは高速を家路へと向かう

 「旅楽し 釣瓶落としに 帰り道」

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