2021年12月25日土曜日

立冬会 大阪・京都旅行

 令和3年12月21・22日 京都旅行

 今回の旅行は菩提寺の坊守さんが、偶々チラシで香壽祭の事を知り、宗派が違うが”立冬会”で一昨年四国を訪ねさせて頂いたご縁で”香ノ寺 観音寺”さんにお参りさせて頂く事になった。 香壽祭は香の立ち込める「香道」を通り、観音寺三尊に1年間の感謝の心と共に供養し祈願する事で、縁者の1年間に積り積もった穢れや厄難を落とし、生まれ変わった清らかな自分として、良い運気と共に新しい年を迎えるとの事です。

 参加者は8名、住職と坊守さん・堀内さん・米山さん・小俣さん・田辺さん・遠山夫婦。後で分かったのだが、小俣さんは同級生の奥方で、その旦那さんは7年前に亡くなったのだとお話になり、旅行に出掛ける時はいつもバックに写真を入れてあり、見せてくれた。小中高と同じ学校へ通い中三の時は同じクラスにもなった。思わず、懐かしい笑顔の写真に向かい手を合わせた。





 7時、お寺に集合し住職の車を私が運転し出発した。三島駅から新幹線のヒカリで新大阪-メトロ御堂筋線-千里中央-大阪モノレールで彩都西への行程だったが、千里中央駅内で観音寺から電話が入り、タクシーで寺へと向かった。実はチョンボがあった。下調べをしプリントした行程表や情報を入力したタブレットを入れたバックを家に忘れ置いて来てしまったのだ。これには焦った。タクシーで寺の住所を検索するもナビには反映されない、下を向いてスマホの操作をするので気持ち悪くなる始末・・・それでも電話しながら、何とか寺にたどり着いた。 創建三百三十年(元禄二年建立)の真言宗の寺院だ、明治の廃仏毀釈で寺は取り壊されたが復興し今を向かえる。40代の若き住職の謹修のもと法要を済ませた。法話の中で「お寺の役目は分け与える事、喜怒哀楽を皆で分かち合おう」と云う旨のお話が心に響いた。

 帰路は寺にタクシーを呼んで貰い、千里中央駅から新幹線で京都駅へと向かった。駅からタクシーで西本願寺へ。長い塀、豪壮な唐門に太鼓楼、2年振りにお西さんに戻って来た。今日の宿は”聞法会館” だ。

 


 翌日は5時起床、6時からのお勤めに参加した。御影堂に響く僧侶の読経に心洗われた。8時から11時迄自由行動となり、若手の堀内さん・米山さんを誘いタクシーをチャーターしデイープな観光を楽しんだ、寺田屋跡地・近江屋・明智光秀首塚・坂本竜馬や明治維新の立役者が眠る護国神社を訪ね、近代日本の礎を築き、若くして散っていた志士達に手を合わせた。



   

 11時、集合場所の”桔梗屋”で昼食を取り、京都駅で土産を買い13時10分の新幹線”こだま”へ乗り込んだが、ここでまたハプニングが起きた。若手の堀さん・米さんが”新幹線 のぞみ”に間違って乗車、横浜まで行ってしまう。駅員さんに事情を話し手続きして貰い、下り”ひかり”に乗車、三島駅に我々が到着する1分前に到着し、逆に出迎えを受ける離れ業をやってのけた。正に電光石火ヒカリの如しだ。

 予定通り、17時には吉田へ帰還、小俣さんの知り合いの店”コーナーハウス”にて反省会を行い19時、代行を呼び家に帰った。色々とハプニングがあったが、無事家に帰れば、その旅行は大成功なのだ。1泊でチョット勿体無い気もするが、新東名高速が富士五湖道路と繋がった事で、新幹線を使う事により京都が3時間で行けるようになり、我が家と京都が近づいた感がある。富士急行線線で大月回りで1時間、中央線を使い新宿駅までが1時間で2時間掛かる。車で三島駅まで1時間で、まさに急がば回れだ。また、金沢までは5時間、仙台までは2時間15分だ。家から羽田空港まで2時間、搭乗時間1時間以内の飛行機を使う旅行は、新幹線を使う旅行に切り替える事に気付かされた旅行となった。

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