2019年12月30日月曜日
如来寺念仏奉仕団京都旅行
令和元年11月19日から21日迄、東京教区都留組如来寺念仏奉仕団に初めて夫婦で参加させて頂きました。幸いと天気に恵まれ良き旅行となりました。如来寺を19日、新倉観光さんのバスを貸し切り7時に出発。時折、運転されながら講談師の如く話される歴史物語を聞きながら第2東名を走り、岡崎インターで下りて真福寺へ、こちらの庫裏で名物の竹膳料理を頂きました。その後、住職に祈祷して頂き、隣の菩提樹館二階で川端康成遺愛の五葉松盆栽など歴史に残る展示品や、一階の重要文化財、白鳳時代の仏頭など寺に伝わる数々の寺宝を拝見させて頂きました。
ホテルへ到着後、京都国立博物館の三十六歌仙特別展を人の多さに驚きながら観賞、髪の毛一本一本まで細い筆で書いてある技や、文字の奇麗さに驚嘆した。佐竹本三十六歌仙絵の中で気に入った歌がありましたのでご紹介します。小大君「岩橋の 夜の契りも絶えぬべし 明くる侘しき 葛城の神」。壬生忠視「焼かずとも草は萌えなむ 春日野を ただ春の日に 任せたらなむ」。三十六歌仙は、藤原公任の『三十六人撰』に載っている平安時代の和歌の名人三十六人の総称であり、三十六人の家集を集大成した現存する最古の写本は我らが西本願寺本三十六人家集なのだそうです。
20日は、清涼寺さんをお参りの後、桂川沿いを散策しながら、かつて内閣総理大臣(第34・38・39代)近衛文麿公の別邸、豆腐料理専門店「松籟庵」にて早めの昼食を頂きました。窓から観える雨に濡れたモミジの葉が川面と一緒にキラキラと輝き、とても奇麗でした。勿論、頂いた京料理は季節の素材の味を生かしたもので十二分堪能させて頂きました。午後、西本願寺御影堂にて清掃奉仕活動を終了し、歴史のある書院にてお抹茶を頂き飛雲閣の見学などもさせて頂き、バスで宿に帰りましたが、一般開放されていない書院や飛雲閣を見学出来たのも念仏奉仕団に参加させて頂いたからです、本当に有難かったです。
21日は早朝、5時30分本堂集合し暗い内から静寂の本堂に読経が始まり、荘厳な雰囲気を醸し出す。その後、行われた帰敬式(お釈迦様の弟子になる)では22名の代表として西本願寺大谷ご門主様から直接剃刀を頭に当てて貰い、法名を頂く栄誉を頂戴しました。その法名は「釋 徳広」一目で気に入ってしまいました。経典の諸妙功徳広無辺故なるがゆえに、から頂き、名号の功徳を賛嘆された一節で、名号の功徳が広大で限りのないさまは、あたかも大空がすべてのものを包み込むようであると讃えられているのだそうです。インターネットを始め23年、HPで富士山麓の今を皆さんの徳になる様、知って貰えるよう、広く発信し続けて来ました。これからも仏弟子として皆さんに沢山の徳を広く伝えて生きて行きたいと思います。今回の旅行に関わった全ての人に感謝し、如来寺念仏奉仕団のすべての予定を終え、帰路に着きました。感謝と感動の旅でした。
南無阿弥陀仏 遠山喜一郎(法名 釋徳広)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿