出雲地方の歴史ロマンを訪ねて!
平成25年11月25日
5時 吉田 出発
JAL1663便 東京(羽田) 7:35発 → 出雲 9:05着
出雲古代歴史博物館
出雲大社
出雲の阿国の墓
稲佐の浜
島根県立美術館
宿 野津旅館
11月26日
松江城
小泉八雲記念館
月照寺
由志園
境港
水木しげるロード
宿 皆生温泉 皆生シーサイドホテル海の四季
11月27日
足立美術館
JAL3966便 出雲 14:15発 → 東京(羽田) 15:30着
19時 富士吉田着
今回の旅行もママさんの一言で決まった「夏休みが取ってないね~!」「分かった!で、何処へ行く?」「出雲大社は60年に一度の式年遷宮だよ~!行くのは今でしょ!・・・」と歴史好きの歴婆は言った。
旅行日の3日前、22日の午後パソコンの前に座り、遠山旅行社?は航空券・宿・レンタカーの手配をした。30日以上前の早割り予約なら航空券は半額で済むのにである。色々と用事があり中々、1月以上前から二人で出掛ける予定が組めず、直前予約は苦肉の策なのだった。
気にしていた天候は雨後曇りでマアマア、ところが機内アナウンスで機長が、低気圧からの前線が張出しているので、出雲空港の天候状況によっては伊丹空港に降りる旨の話があり、ヒヤヒヤしながら空の旅を楽しむ間もなく1時間10分程で出雲空港へと着陸した。
羽田空港 出雲空港(出雲縁結び空港)
レンタカーはプリウスの1800だ、ナビも新しいタイプの着いている車を用意して貰った。
島根県は2度目だ、5年前に友人と来ていたが道路はすっかり忘れており、ナビの案内機能に頼りきっりで楽ちん道中、出雲大社手前に来てやっと思い出す始末だ。まだ、少し雨が降っているので古代歴史博物館を先に見る事にした。
入場するとホールに「宇豆柱(うづばしら)」と呼ばれる丸太3本の根元部分が展示してあり、この大木の柱は2000年に出雲大社境内から発見されたもので、以前からあった大社の巨大神殿説を裏付ける事が出来る。拝殿前に参拝で並ぶ階段付近に、柱があった位置を示すタイルのモニュメントがある。次のホールに入ると、平安時代の出雲大社本殿1/10模型が目に飛び込んで来て、イマジネーションを遥か昔へと誘ってくれる。この度の旅行で、もう一度ゆっくり見たかった場所が、この博物館だ。
出雲古代歴史博物館
沢山の出土された銅鐸と鉾、コレだけ数の揃った博物館は他に類を見ないと思う。
出雲大社
博物館を出た時には2時間程経過し、雨は止んで雲間から陽が射し込んでいた。
隣にある出雲大社に参拝をする。本殿をグルッと回り込み末社、宝物殿へも入場する。係りから猪の目模様(ハート形)の薀蓄を教えて貰い嬉しかった。旅の楽しみの一つは人との出会いだろう、何処で誰と会い、どんな事を知ったり話したり、これが旅の醍醐味だ。
出雲大社門前町
出雲の阿国の墓 稲佐の浜
十六島風車公園・日本海海岸線 松尾神社 野津旅館
稲佐の浜から日本海ルートを選び走ったが、まるで西伊豆を走っている感じだった。断崖絶壁あり鄙びた漁村に林と少しばかりの耕作地、人気の無い村を抜けて松江市内へ入った。その手前に松尾神社の看板が出ている。松尾様とあっては、ただ走り抜ける訳にはいかない。地元地区神社の名前が松尾神社で10年前に総代の役職に就いたのだ。これも何かのご縁、松江の松尾様に旅の無事を祈願した。
宍道湖脇の431号線を走ると夕方になり西の彼方に太陽が沈む、宍道湖は夕日百選の場所でもある。夕日が撮れる場所を探し、島根県立美術館へ車を止め湖畔で夕焼けを撮った、夕焼けLove♪ 剣先川に掛かる新大橋の傍、野津旅館へチェックインした。
11月26日
松江・野津旅館からの風景 しじみセンター
9時出発、まずは松江城を訪ね、大手門駐車場に車を止めた、松江城は松江開府の祖堀尾吉晴(ほりおよしはる)公が慶長12年(1607)から足掛け5年の歳月をかけて慶長16年(1611)に築城しました。千鳥が羽根を広げたように見える入母屋破風の屋根が見事なことから別名「千鳥城」とも呼ばれます。山陰地方で唯一現存する天守閣は黒塗りの下見板で覆われており、その荘重かつ優美な姿は訪れる人々を魅了します。さらに、最上階の望楼から360度にわたって見降ろす街並みの眺めは圧巻です。だんだんHPから
松江城の狛犬は獅子頭で、その尻は力感に溢れており、今にでも飛び掛かりそうな迫力があり珍しかった。城内に甲冑を着けた持て成し隊の武者がいて、言葉も武士言葉でサービスしていて楽しかった。こういうサービスは嬉しいものだ。城内に城山稲荷神社があり小泉八雲が好んだと云うカップルの石狐が可愛かった。
松江城
松江は、お城と城下町の趣きを上手に残し、今に伝えている良い街だ。電線も電柱もない塩見縄手通りの堀端を歩くと、二本差しの武士が今にでも出て来そうな雰囲気で楽しい。城下町には今まで脈々と培って来た文化がある、それを大切にし、物事に拘ればストーリーが生まれる、そのストーリーを旅人が知り、その居心地の良さに魅了され、また来たくなる。松江には、そんな誘惑がある良い街だ。
小泉八雲記念館では八雲が明治30年8月に富士登山をしているのを知り、富士山をキーワードにして、またまた好きになった。また、セツ夫人の手紙が展示してあり「パパサマ アナタシンセツ ママニ マイニチ テガミヤリマス・・・」が、微笑ましかった。
城下町散策
松江歴史館・観光案内所
大手前場船場 島根県物産観光館
月照寺
松江に行ったら月照寺は是非訪ねて貰いたい場所だ。相撲好きなら名前を知っている雷電為衛門を抱えたのが松江藩主不昧公で、この寺は藩主の菩提寺なのだ。また、石造りの巨大な亀の背中に六代城主天降公の功績を称える石碑が珍しく、八雲の「知られぬ日本の面影」で紹介されているそうだ。
由志園
立派な庭園ではあるが、もし、こちらに来て観光ルートで「足立美術館→由志園」経由は、お薦め出来ない、やっぱり見劣りしてしまうからだ。足立庭園は回遊式庭園では無く、建物の中から眺めるだけなのだが、借景としている山を取り込んだスケール感は迫力があり圧倒される感じがした。先に由志園を見て、それから足立庭園を観れば、その違いが大いに学びの場になるだろう。
境港・水木しげるロード
日本中どこにでももある商店街が水木氏のお陰で、平日でも観光客が訪ねるようになった。5年前は、もうチョット賑やかだった記憶があるが、それでも30人以上の若い人達が散策を楽しんでいた。やっぱり鬼太郎の力は偉大だ。
皆生温泉 皆生シーサイドホテル海の四季
足立美術館
見るものを圧倒する庭園と収蔵品の素晴らしい事、地方の美術館では群を抜いている。と、言いながら、何処へ行っても富士山に反応してしまう自分がいる。横山大観の富士を描いた作品、神国日本、雨晴る、蓬莱山、どれでも良い、家の応接間に欲しい、と思ってしまった。
後方の山々を借景とする日本庭園は、スケールから言っても、やっぱり日本一!近くにあるので、どうしても由志園と比べてしまうが、由志園は中を歩ける回遊式庭園なので、言うならば庶民的。足立美術館は眺めるだけしか出来ないので、どこか高貴な雰囲気を醸し貴族的だ。民家と武家屋敷、いつでも行ける近くに、こんな場所があれば気が休めて良いと思った。
出雲縁結び空港
どこに行っても富士山Love♪見えて嬉しい♪
12時には空港へ入った。買い残した土産を買い求め、3人の内孫に何を土産にするかママさんとケンカしながら、孫の顔を頭に浮かべて、それぞれに買い求めた。旅の目的は無事、家に変える事、今回の旅も予定通り明るい内に家に着いた。ドアを明けて家に入ると「じ~~じ!」片言が出始め、ヨチヨチと歩く1歳半のヒロ君が飛んで来た。
突然決まった出雲行きだが、何の問題もなく3日間の楽しい時を過ごし帰宅出来た。旅に出れるのも、家を守ってくれる家族がいるからだ、素直に感謝したい。
次はドコへ行こうかな・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿