2022年12月16日金曜日

第28回 如来寺西本願寺念仏奉仕団

   令和4年12月12~14日 
 第28回 如来寺西本願寺念仏奉仕団


 第2東名高速 刈谷SA 

 今年も2泊3日で、第28回 如来寺主催西本願寺
念仏奉仕団京都旅行へ14名の参加で貸し切りバスで
出発した。最高の天気に恵まれ、富士に見送られ、
イザ!京都へ♪


 びわこ大津SA

 刈谷SAから大津SAへ、レストランの窓から大津富士を発見!山々を
見渡すと、まだ紅葉した木々が観える。京の残りモミジが見えるかも、
期待が深まった。


 安穏殿にて開始式                御影堂   
              
 16時、本日の奉仕団の作業終了。境内にある会館の部屋に
落着いた。阿弥陀堂前にある大銀杏が、陽射しを浴びて眩しい
位い黄色の輝きが印象的だった。

 
  逆さ銀杏

 御影堂の広い廊下を見ると、所々の板に加工した後が見受け
られる。詰め木と云うのだそうだが、そのデザインが魚だったり
徳利、そしてハートマークまであった。大工さんの遊び心と云った
ところだが、その匠の技術力は素晴らしく隙間が無いのには驚かされた。
御影堂の廊下を恋人同士で歩き、ハートのマークを見つけたら
二人の間に隙間は無く幸せになれるかもね。

   
 ハートマークの詰め木       天邪鬼

 御影堂の玄関に雨樋があり、雨水を貯める石の水盤があるのだが
その水盤石の下部四方を背中で担いでいるのが天邪鬼だ。「海若」
「耐董」「天の邪古(あまのざこ)」とも書くが、仏教の守護神である。
四天王像の足元をよくみると、台座ではなく小柄な生き物を踏み台に
していることをご存知でしょうか?実はこの四天王像に踏まれている
悪い鬼も「邪鬼=天邪鬼」と呼ばれているそうだ。

  御影堂

 朝6時、500畳程ある広い御影堂に僧侶達の
読経が心地良く響く。京都に来たら、早起きして
一度は聴いて貰いたい価値あるサウンドだ。

 
      飛雲閣

   2日目 13日

 おはようございます!2日目が始まった。6時から
阿弥陀堂にて御勤め、堂内に僧侶の声が響く。12時、
奉仕団作業終了、午後からは観光だ。

 
    阿弥陀堂



    書院


阿弥陀堂門 イチョウ屋


   蟹満寺


   観音寺

 観音寺に飾られた般若心経が、分かり易い様に絵で
書かれており、良く工夫されているのが興味深かった。


  高台寺    八坂の塔

 午後からの観光は京田辺市にある蟹満寺と、大御堂観音寺を
訪ねたが、蟹満寺は大蛇と蟹の逸話が伝えられている寺で
観音様の御守護を感謝し、娘の身代わりとなった沢山の蟹と
大蛇の霊を弔う為、お堂を建て観音様をお祀りしている。
 観音寺の国宝十一面観世音菩薩は木心幹漆という天平時代の
技法で造られており、奇麗なお顔立ちが印象的で、共にデープな
寺だ。その後、予定より早く空いた時間を利用し、カミさんは
友人と買い物へ、私は1人タクシーで、ねねさんに会いに
高台寺へ行き、夕暮れの風情ある京都を楽しんだ。奇麗な
夕焼けを背景に八坂の塔と京都タワー、2年坂の街並みと
石畳、やっぱり良いわツ!京都♪

 3日目 14日


        羅生門        京都駅

 9時、皆と別れ1人新幹線で帰路に着いた。
18時からの大事な会合に出る為だが、インフラの発展は
有り難い、時間と距離を超越してくれる。
 あっという間に3日間が過ぎ、本願寺での予定が終わった。
本願寺に来てホットする感じや、何とも言えない充足感は何だ
ろう?御影堂や阿弥陀堂の大伽藍に包み込んで貰えるような
安心感があるからなのだろうか?それもあるだろうが、
阿弥陀様や親鸞様のお近くに、もっとも寄り添いさせて貰えた
からなのではないだろうか。広い堂内で読経していると、
自分が小さな小さな存在である事に気付かされた。寺の
大伽藍は宇宙を表し、人間が如何に小さい存在であるかを
知らせる、そんな場なのかも知れないと思えた。
 やっぱり京都は良い、次はいつかな・・・。

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