2014年6月22日日曜日

木の花会旅行行程表!

木 の 花 会 旅 行 行 程 表!
   
 6月1日5:00  富士吉田      
      7:55  羽田空港  JAL1161便
      9:15  函館 着
            レンタカーにて
            五稜郭タワー
            金森赤レンガ倉庫
            函館山からの夜景 ロープウエー

             湯の川温泉  湯の川プリンスホテル渚亭 0138-57-3911
 
   2日 8:30   ホテル発
      10:21  函館駅電車 → 青函トンネル→ 青森駅  レンタカーにて   
            青函連絡船メモリアルシップ 八甲田丸
            青森県観光物産館 アスパム
            ねぶたの家 ワ・ラッセ
              平成23年1月5日 オープン。青森ねぶた祭の歴史や魅力を
                        余すことなく紹介している。
            特別史跡三内丸山(さんないまるやま)遺跡
            八甲田山ロープウエー   
            酸ヶ湯温泉  立ち寄り湯
            十和田湖
 
             玉川温泉泊  新玉川温泉湯瀬ホテル 0187-58-3000

   3日 9:00  ホテル発 
            田沢湖 
            抱き返り渓谷
             東北の耶馬溪と称される風光明媚な景勝地。         
            角館 武家屋敷

      15:30 秋田空港  JAL1266便
      17:00  発   →  羽田 18:10着
      21:00 富士吉田      

 平成十五年に地区松尾神社の総代をさせて頂いた時からのご縁で、旅行積み立てを行い
この日に備えた。全てを”遠山旅行社?”に託されたが、皆さん優しく文句を言う方も
いないので、自分の行きたい場所を選ぶ事が出来るのが嬉しい。昨年、九州へ行ったので
今年は北方面で・・・この程度の指令を頂き、今回の旅行先を選んだ。



 フライトはアッ!と言う間、水平飛行になったと思ったら直ぐに機首を下げる、そんな
感じだ。視界良好!翼の下に田沢湖・八甲田山系が見えると津軽海峡、函館空港を右に見て
大きく右に旋回すると眼下の街並みの向こう側に函館山が見えた。12年振りの函館入りだ。




 先ずは五稜郭を訪ねた。五稜郭は、過って榎本武揚率いる旧幕府脱走軍と新政府軍が
激しい戦闘を繰り広げた地として知られているが、今は「兵土もが夢の後・・・」。
 奉行所前広場では羽織りを着せ、被り物に長差し、手には銃を与えられ、訪ねてくれた
お客様を持て成す為に、満面の笑顔で迎えてくれてる長閑な光景が展開され、まさに覚醒の
感である。初夏の北海道は花盛り、長かった冬が終わりを告げると花達が一斉に咲き出す。
五稜郭入り口の橋を渡ると紫と白い花の咲く藤棚の下を歩く演出がされており、その優しい
香りは鼻腔をくすぐり、観光は視覚・食欲だけでなく、臭覚に訴える事も大事な要素と感じた。



 新撰組で知られる土方歳三最後の地へ立ち寄る。35歳で逝った土方、その生き方に共感し
慕う人々が訪れ、今も生花が絶える事は無い。富士吉田市も新撰組とは多少ご縁がある。
20番隊に富士吉田出身の 高山次郎氏 がいたのだ。小さな公園になっており
市民の憩いの場所になっている、碑を見下ろすように咲いていた薄紫色のライラックの花が
綺麗で印象に残った。




 金森赤レンガ倉庫建物群は港と運河と船が良い雰囲気を醸し異空間を創造しており
岸壁に係留されたイカ釣り船が、北海道だぞ~!と、訴えているようだった。



 日本最古の電柱が函館にあり、その電柱が円柱では無く四角だったとは知らなかった。



 函館は坂の街、爺婆を坂の下から上に登らせるのは酷である、皆を旧函館区公会堂へ下ろし
車を坂下のPに止め、タクシーで皆の所へ向かった。公会堂では昔の娘がハイカラドレスを
着て変身し、記念写真を撮って貰い楽しんでいた。

大正ロマン漂う”茶房 旧茶屋亭”でスイーツを味わう。

 夕方まで時間があったので、そのままホテルにチェックインした。
18時にフロント前に集合、函館山からの夜景を観にロープウエーに乗車した。以前来て
いたのだが、すっかり忘れている事に驚く。多少寒いが我慢しながらデジカメで撮影を楽しんだ。
朝焼け夕焼けに、ついつい反応してしまう。夕日の薄いオレンジ色の光芒が展望台に立っている
人垣の間を擦り抜け光りの筋を創り綺麗だ。港に浮かぶ船の灯りが水面に反映している。陽が
陰って来ると函館の街に灯が点き始めると、建物も雰囲気も忘れていたが、函館山からの夜景
だけは覚えており、やっぱり綺麗で素敵な場所、皆で来れて良かった。
 函館のイメージは?やっぱり函館山からの夜景でショ!決まり!


     

どこに行っても 夕焼けLove!?皆は寒さに負けて建物の中から高みの見物だが、そこは
写真家魂がメラメラ燃える、コンパクトデジカメを駆使し撮影を楽しませて頂いた。  



 湯の川プリンスホテル渚亭に投宿。帰って来てから過去ログを調べたら12年前に
泊まっており、その事をスッカリ忘れていた事に驚いた、年は取りたくないものだ。



 函館駅横”朝市”中にイカ釣りの店があり、他国の方が並んで待っていた。イカを
引っ掛けて釣り、直ぐに調理してくれ食べられるスタイルは面白く楽しい、外人受け
だけでなく日本人も楽しい。順番があるのを知らず申し込んだら大勢待っている事を知り
諦めて近くの売店でホッキ貝とホタテ+生ビールで北海道の恵みにカンパイした。



 函館駅からスーパー白鳥10時21分発に乗り、青函トンネルを抜け青森駅へ向かう。
後で知る事になったのだが、現在青函トンネルは最底部の駅には停車しない。この場所で
記念撮影などと思って企てたが残念だった。こうした事は中々出来ない、JRさんに復活して
欲しいものだ。せめて、記念に車両のドア上に流れる電光掲示板のお知らせを撮ろうと
思っていたが、疲れと車両の揺りカゴに揺られ、ついつい眠ってしまい、こちらも撮れず
じまいに終わった。

    アウガ(地下市場)

 青森駅の裏は港になっており、仕事を終えた連絡線の”十和田丸”がミュージアムに
なっていた。個人的には興味があり行きたい場所だが、オバチャン達は興味が無さそうで
今回は遠くから見るだけ、パスとなった。




 青森駅に12時過ぎに到着、皆を駅の至近にある”ワラッセ”に案内、トヨタレンタへ電話し
迎えに来て貰う。普段は送迎はしていないそうだから嬉しかった。予約して置いたハイエース
10人乗りをキープし乗り出した。

 ”ワラッセ”ねぶた会館だ。建物の外壁を覆う湾曲した鉄板を配するデザイナーチックな
建物で中ではねぶた祭りの山車が何台も展示されており、見たら本物の祭りが観たくなった。
駅の近くで祭りのダイジェスト版を見られるのは、行動が制約される旅では有り難い。
 駅前市場”アウガ”の地下で昼食を取った。



 八甲田山麓を通り、酸ヶ湯温泉、奥入瀬渓谷を抜け十和田湖へ向かう。
カーナビを八甲田山ロープウエーにセットし案内開始を押して車を発車させると「何!?」
車の位置を示す矢印が住宅の上を進んでいる「アイタタ!!」これではナビではない
只の大小可能テレビ地図だ。さてさて困った、知らない場所で当てに出来るものはカーナビ
これが機能しないなんて・・・。幸い晴れて山も見える、一度来ているので少しは分かるが
青森市内をグルグル回り?ナビを拡大・縮小しながら30分程迷走し、やっとこさ八甲田山の
道路標示板を発見、山へ向かった。

 山中の道路脇にはフキが大きな葉を広げ群生している。山菜好きなオバサンは、それを見て
「チョット!取りたいじゃんね~!」と、車中はナビの不調は関係なく、フキ談議で盛り上がる。
ナビは山中を走ったり道路へ戻ったりを繰り返す。酸ヶ湯温泉で休憩、さすがに雪の多い
事で有名な地、駐車場脇には1メートルを越す雪が積まれていた。山中の走行は最高に快適だ
窓を開け放ち八甲田の風を車に入れ、BGMは春蝉の合唱、目には優しい緑のトンネルが続く
只々、アップダウンの繰り返しに車が悲鳴を上げた。

 車内の誰かが言った「硫黄の匂い?」「さすがに温泉場よね!」「焦げ臭い!?」勝手だ。
時折、バックミラーに映る車の後ろに煙る感じがする。「ホントだ!」車を止めて様子を見てみると
タイヤが熱く、ホイールに触ると触っていられない程の熱さだ。ブレーキパッドが焼けている。
誰かが飲みかけのペットボトルのお茶をくれたのでブレーキ部分に掛けると「ジュ~!」音と一緒に
白い湯気が立ち昇った。ホイールに近づけた顔に熱い蒸気を感じたが、それとは裏腹に、一瞬凍り付き
脳裏に浮かぶ(この山中に立ち往生か?今日の計画は?ホテルまで?)直ぐ近くに川が流れる音が
して広場があった。車を移動する。皆、爺さん婆さんの知恵者の集まり、土産に買った白いビニール
三角袋を中身を取り出し2枚を重ね緊急バケツに使い沢水を汲んで来る。その中にペットボトルを
沈め満水にしてブレーキに掛ける。「ジュ~!」何度繰り返しただろう。やっとこさ音がしなくなった。

 その間、仕事の無かった1人のおばちゃんはフキ取りを楽しみ、手には両手で一掴みのフキを
ご満悦の面持ちで持っていた。転んでも、ただでは起きない、さすがのおばちゃんパワーだ。

 恐る恐る車を止めたままブレーキを踏んでみると踏み代が残っている、大丈夫そうだ。
皆を乗せて走り出す。道路脇で農作業をしている人が音に気が付き振り返って見る程高回転で
エンジンブレーキ音を発して走行した。運転暦46年、同型を所有し運転もしているが初めての
経験である。




 午後7時、新玉川温泉に何とか到着、夕飯が7時30分迄だから滑り込みセーフと
云ったところだ。食事はビュッフェ方式でトレイに皿を並べ好きなものを取る。味は薄味
病院食に似ているが素材の味がちゃんと出ていて美味しかった。
 ph1,2の強酸性のお湯は地球の贈り物だ、今まで入湯したお湯の中で一番力強い湯で
パワーを感じる凄いお湯だった。肩に違和感があり、そこに、朝夕打たせ湯をしたら
不思議な事に痛みが取れていたから驚いた。実は、時間の無駄と考える温泉嫌いだが
ぼつぼつ体のメンテナンスも考えなくてはいけないと思わされた、玉川温泉であった。
 



 焼山の麓に広がる大地を流れる川にお湯の噴出し口があり、ゴーゴーと音を出し
ながら蒸気と共に噴出していた。その近くの歩道の脇では医者に見放された方?や
体の悪い方が地面にゴザを敷き寝転がり体を癒していた。皆さんの快方を祈ります。

    
 玉川ダム       秋扇湖                     田沢湖   

 玉川沿いを下っていくと玉川ダムがあり、その下流に秋扇湖がある。雪解けで
湖の水位が上がり、立ち木の枝の下まで増水している。その様子がまるで東山魁画伯の
絵のようだ。車を端に止め、カメラを手に道路の反対側へ皆を残して移動し、撮った。
今回の旅行で一番お気に入りの作品になった。 
 田沢湖へ立ち寄った。田沢湖は、そう!クニマスの故郷だ。田沢湖で絶滅したクニマスが
富士五湖の一つ西湖で生息していたのが近年発見された。魚好きとしては感動の故郷探訪と
なった。




 角館街道を下ると直ぐに街に入った。大きな古木の枝垂れ桜に黒い板塀、今の季節は
ピンク色ではなく、深緑色の葉のリボンを垂らしており、これもまた一興、実に絵になる。
枝垂れが咲く頃、また来たくなった。

  角館武家屋敷青柳家
青柳家は広大な敷地の広い庭には沢山の花や木があり、その収蔵品は武具からカメラ
蓄音機など多岐にわたり5万点を超えると云う。


  抱き返り渓谷

 稲庭うどんを食し、腹ごなしに抱き返り渓谷をハイキングへと向かった。
車を止めて1.2キロ川沿いの歩道を歩くと途中にはトンネルがあったり、橋もあり
変化に富んで楽しい。下を流れる玉川は周囲の山々から水を集め水量太く、その色は
ライトブルーに光り、まるでハイカーに川へ近づかないよう警告しているようだ。
 20分程の散歩で回顧の滝へ着いた。30メートル程の高さから流れる滝は岩肌を
滑るように流れ、空気がヒンヤリと涼しい空間を作っていた。


  秋田空港

 角館を通り抜け、秋田道を秋田空港へと向かい15時半には皆を空港へ下ろし
レンタカーを返却して空港へ入った。買い忘れた孫への土産を買い求めつつ時間を潰した。
 17時のフライトで秋田を発ち家に着いたのが21時、全員無事到着したので、今回も
遠山旅行社プレゼンツ旅行は大成功なのだ!!小の花会、次の旅行は何処へ行こうかな♪

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