=11月3日=
8時30分 富士吉田出発
10時 長岡 葛城山ロープウエー
11時 出発
12時 戸田港・昼食 高足ガニ
の一食堂
TEL:0558-94-3225
堂ヶ島遊覧船
16時 観音温泉
TEL:0558-28-1234
=4日=
10時 出発
10時30分 下田港
・宝福寺(唐人お吉記念館)
・了仙寺
14時0分 下田出発
15時0分 伊東・大室山
15時30分 出発
18時0分 富士吉田着
葛城山ロープウエー
平成19年から毎年、2泊3日で行っている木ノ花会の旅行が、今年は皆の都合で1泊になった。さて、どこへ行こうか?そこで、今年の9月に行き、温泉の泉質に感動したので観音温泉を紹介したところ、皆行った事が無く「イイネ!」と相成った。伊豆は子育ての時代に海水浴や1泊旅行で訪ねた地、行き易かったが近年は殆ど高速道路網が充実し、忘れ去られた場所となっていた。
云わばデイスカバリー伊豆、そんな旅だろうか・・・!?。
新東名から伊豆中央道路を走ると一気に長岡へ、以前は2時間掛かっていたものが1時間10分で着いてしまった。その速さは、まさに覚醒の感がある。天気は快晴の上天気、晴れたら乗ろうと予定していた葛城山ロープウエーで山頂に上がった。駿河湾を下に雲の上に御山も見えて大満足、脇をパラグライダーをたたんだ大バックを背負った若者がテイクオフ台に向かって歩いて行く。風を孕んで綺麗にRを描いたパラが、葛城山に当たる上昇気流に乗り気持ち良さそうに浮かんでいた。 ロープウエーを乗り出し、直ぐ眼下に見える畑に花で富士山をデザインした畑富士があったがカメラを出し遅れ撮れなかった。帰路撮れたが、こうしたサービスは富士山好きには有難く、堪らないサービスでホスピタリテイーに溢れており、お持て成しを感じる事が出来て嬉しい。
戸田港・ノ一食堂
修善寺から達磨山を越えて戸田港へ下る。峠で予約して置いたノ一食堂に電話を入れ30分程で到着の旨を告げた。駿河湾はすり鉢状になっており一気に深海へと繋がっており、そこにタカアシガニが生息している。タカハシガニは水族館ではお馴染みで深海のカニの仲間だが、そのカニをここ戸田では食す事が出来るのだ。多少高価だが大勢で食べれば一人当たりは安くなるし、楽しい。皆初めての体験で喜んで貰った。予約したのだが、行き違いがあり30分程待たされたが、それを忘れさせてくれる配膳係りのおばちゃんの会話とオマケで楽しい昼食を楽しんだ。渡辺さんは、おばちゃんと握手までして気持ちを伝えた、ん~ん!やるわい、年の功だな。自分も喜びの感情はストレートに表現しないといけない。
堂ヶ島・遊覧船乗船
伊豆半島の西海岸線を南下し堂ヶ島へ立ち寄る。
皆、乗った事はあるが随分昔で忘れたとの事である、それぞれに、波に揺れる船の上で若かりし青春時代を思い出して貰えれば有難い。イタリア南部にあるカプリ島の青の洞窟が有名だが、ここ天窓洞も水の色が結構青くて良い感じだ。
観音温泉
松崎町から下田へ向かう県道17号線を右折し、山道を2キロ程上って行くと観音温泉がある。温泉を出来るだけ楽しんで貰いたいところから早めの15時30分にはチェックインした。部屋に入り早速、風呂・風呂!胸まで沈み両手でお湯をすくい、その粘度(トロトロ感)をチェック、やっぱり凄い。 前回来た時に50肩を病んでいる右肩を、竹の注ぎ口からチョロチョロ流れ落ちる湯に20分程当てた。そしたら帰って来てから楽になった。疑心暗鬼で今回も同じように湯を肩に当ててみた。やっぱり、また良くなった気がする、温泉は利くんだろうな。お湯、されど温泉、大地からの恵み、あなどれない。
2泊分を1泊で・・・豪華な宴に美酒と相方の婆さん達、楽しく観音温泉の夜は更けるのであった。
下田市・宝福寺
朝風呂にも入り、ゆっくりチェックアウト、観音温泉を後にした。寝姿山を左に見て下田市へIN。まずは宝福寺を訪ねる。寺の前にはチェーン・ソーで丸太を削った坂本竜馬がお出迎え?疑問は残るが、まずは唐人お吉さんの眠る墓へお参り、資料館でお吉さんのあれこれを知る。特筆すべきは、こちらにいらっしゃる女性のガイドさん、もし機会があったら是非宝福寺を訪ねお吉さんの一生を聞いて下さい、歌を交え感涙もののお話が聞けます。
下田市・ペリーロード散策
石畳に稲生沢川に緑の柳、そして古い街並みが続くペリーロードの昼、どこからともなく漂って来る魚を焼く匂い、その昔、きっとペリーも歩きながら腹の虫が鳴った事だろう。
大島・利島
帰路は東海岸線を走った。空気が澄んで伊豆大島・利島・新島・神津島・三宅島・御蔵島まで見える。伊豆へ来て、こんなに島々が見えた事はない、最高のお天気だ。
昼食・河津の庄
伊東市・池
サプライズで伊東の池へ立ち寄り「平安都城の碑」を見て貰い、富士吉田の職人が、この地迄来て後世に残る仕事を見て貰ったが、誰も知っている方がおらず寄った価値があった。これからも機会があったら吉田の先祖の偉業を知って貰おうと思う。
タカアシガニとおばちゃん・観音温泉の湯・宝福寺のガイドさん・平安都城の碑と、皆さんの知らない味を食し、トロトロ感の温泉に入湯し、名ガイドさんのお話に涙し、吉田の職人さんの残してくれた仕事に感動する、五感を強烈に刺激した旅となった感があり、メンバーには、この刺激を克てに長生きし、揃って来年、また再来年・・・と、気の合ったところで旅行に行きたいものだ。